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*
『………ねぇ､光月おでんってさ､もう死んでる人だよね?』
｢え?お､おう､そうだけど……それがどうかしたか?｣
『昨日さ､会っちゃったんだよね｡光月おでんサンに｡』
私と金子が隠れ家として使ってる廃墟にて昨夜あったことを話す｡
事の発端はいつも通りに夜な夜な農園に忍び込んだ帰りの事だった｡
自分達の使ってる廃墟は山奥にあって､夜ともなると不気味な程に暗いのだ｡
それ故､早足に廃墟に戻ろうとしていた時のこと｡
*
音もなく､気配も無しに目の前に現れた大柄な男｡
人なんて滅多に通らない……というか､私と金子しか通らないこの道で人に会うとは思わなかった｡
突然すぎて仮面を付ける暇もなく､内心ちょっとだけ焦っている｡
｢おめェだろ?最近巷で噂の小娘ってのは｡｣
面白がるように吐いた言葉｡敵なのかも分からぬ男に無言を貫く｡なりからして､おこぼれ町やえびす町の人間……って訳では無さそうだ｡
カイドウのとこの人間でもなさそう｡それじゃあオロチ側の人間か?花の都の町人がこんな時間に､こんな場所には来ない｡
『どちら様??』
｢俺か?俺は光月おでん!故人だ｡｣
『は?ワンモアプリーズ｡』
"ワンモアプリーズ"というかワードに頭を捻らせる目の前の男｡おでん?光月おでんって言ったか??
これはあれか?サッチさんや白ひげさん､エースさんの時みたいな感じのあれか?
そう思って彼の足元を見れば案の定､足がない｡
『で､出たァァァァァ!!!』
こんなんばっかり!どうしてこうも私は故人との遭遇率が高いのだろうか｡
元々私は幽霊云々は見えない体質なんだ｡第六感なんて持ち合わせてない人間なんだ!!
『霊媒体質かよ!?超霊媒体質!?一護?実は自分って黒崎一護の成り代わりだったりする!?死神かな!?死神代行とかしちゃう感じかな!?いや､そりゃ､斬魄刀とか､"卍解!"とか?一度はしてみたいけどもね!!?』
｢あ?急に何言ってやがる｡｣
『つーか作品ちげーよ!!』
*
『___っていう1人ツッコミをして､おでんさんを置き去りに走って来ちゃったんだけどさ｡』
｢来ちゃったんだけどさ､じゃねーよ｡その人の見た目の特徴とか覚えてねーの?｣
『恐怖とパニックでろくに見てない｡』
これじゃあ､本当に彼が光月おでんかは分からない｡でも足は無かったのだから､幽霊ってのは間違ってない｡はず｡
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三枝(プロフ) - 星猫さん» 了解です！ (2021年2月3日 4時) (
レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 桜髪の天使の少女【ワンピース】が出来ました。 (2021年2月2日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 星猫さん» ONEPIECE､ブラクロ､FAIRYTAIL､呪術廻戦､Dグレ､ハイキュー……知識が多いのはこれくらいです｡ (2021年2月2日 17時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年2月2日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 星猫さん» なるほど､分かりました！了解です。 (2021年1月30日 12時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三枝 | 作成日時：2021年1月24日 18時
