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針路をワノ国へと向けた……そう言ったが､その前に会っておきたい人がいるのだった｡
『あーあー!!どこにいるのかなぁ!?チューリップさーーん!!でーておーいでーー!!!』
すれ違う海賊団に突撃で乗り込んではチューリップさんの行方を探す日々｡島に上陸しては道行く人にチューリップさんの事を片っ端から聴きまくる｡
これじゃあ私がチューリップさんのストーカーみたいではないか｡
『迷子の迷子のチューリップさーん!!』
治安の悪げな港町｡さっきからチンピラやら海賊やらの視線が痛い｡道のど真ん中を歩きながら｢チューリップさーん｣なんて呼んでる(叫んでる)私は異様だ｡自覚済みである｡
こんだけ聞き回ってるんだ｡本人の耳に自分を探してる人物がいる､くらいの情報が入っていても良いじゃないか｡
私は信じてるぞ｡2次元パワーを｡
｢おい､馬鹿でけー声で俺の名を叫んでんじゃねぇ｡｣
ほらね､2次元はキャラクターの都合の良いように出来ているものである｡てか今ちゃっかり"チューリップさん"っていうの認めた??
｢行く先々で"俺を探してる頭のネジがぶっ飛んだ奴がいる"って言うからどんな奴かと思えばテメェかよクソガキ!!｣
『相変わらずお口が悪いですねー｡はて､頭のネジがぶっ飛んでるとはどういう事でしょう｡失敬な｡そんな奴､社会的に死んでまえー｡』
｢で?俺を探してた訳はなんだ?ろくでもねぇ事ならぶっ飛ばすぞ｡｣
いきなりの物騒発言｡会わない間に短気さにも拍車がかかったか?
『それでは単刀直入に言いますね｡カイドウには挑まない方が良いですよ?』
先程とは変わって至って真面目な声でそう言えば､チューリップさんの顔も引き締まった｡目では｢なんでだ?｣と訴えかけている｡
それは､ちょっと彼に言うには気が引ける｡
自分の相棒が
｢俺の海賊団のことは船長である俺が決める｡未来が見えるんだか何だか知らねーが､余所者のお前にどうこう言われる筋合いはねぇな｡｣
『それは私だって分かってます｡分かった上で言ってるんです｡お願いです｡カイドウには挑まないでください｡あなた達の為でもあるんです｡』
いつになく真剣に訴えかける私に一瞬怯んだようにも見えたが､次の瞬間には元通りになっていた｡
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三枝(プロフ) - 星猫さん» 了解です！ (2021年2月3日 4時) (
レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 桜髪の天使の少女【ワンピース】が出来ました。 (2021年2月2日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 星猫さん» ONEPIECE､ブラクロ､FAIRYTAIL､呪術廻戦､Dグレ､ハイキュー……知識が多いのはこれくらいです｡ (2021年2月2日 17時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年2月2日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 星猫さん» なるほど､分かりました！了解です。 (2021年1月30日 12時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三枝 | 作成日時：2021年1月24日 18時
