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*
｢あ､あんた達……｣
店主さんの声にハッとする｡店を見渡せば大惨事である｡
『あー､その……ごめんなさい｡』
ただでさえ自分の店で幅をきかせた海賊団がいたのだ｡それに加えてここまで店を荒らされれば文句の一つや二つもあるだろう｡
『お､お店の修繕は私と隣の人が請け負いますので!!どうかご慈悲をぉぉぉぉ!!!!』
｢えっ!?｣
勝手に巻き込まれてビッくらポンな隣人｡君も共犯だ｡私に付き合ってもらおう｡
そういや､さっき"バリバリの"って言ってたな…
ルフィさんの事を知ってんのかな｡
そう思ってると店主さんの｢それじゃあお願いします｡｣という声で意識が現実世界に戻った｡
*
『今のやつ､ルフィさん達には内緒でお願いしますね｡バルトロメオさんよ｡』
隣で釘を打つ彼にそう告げる｡二人とも目線は手元にあるままである｡
｢なんでだべよ｡玲先輩の武勇伝だべ?｣
『私アンタよりも､確実に年下なはずなのになぁ｡先輩っておかしくないっすか?』
｢そんな事ねぇべ!先輩に年齢なんて関係ねぇべ!｣
『なるほど分からん｡』
普通､年齢が自分よりも上だから"先輩"じゃんね?どゆ事だろ｡きっと私が彼の思考を理解するのは無理だと判断して考えるのをやめにした｡
『ルフィさん達に内緒にしてて欲しいのは……その､恥ずかしいじゃないですか｡』
｢恥ずかしい?｣
『ルフィさんの限界オタクなら分かるんじゃないですか?もし､ルフィさんがここにいたら………』
｢あんな輩､無視するだろうなぁ｡｣
トントンという規則的に聞こえる釘を打つ音が止まる｡
『それですよ｡何か､ガキっぽって……なるやん｡』
｢そもそも､俺がルフィ先輩にお会いするかどうかも……｣
『それがお会いするんですねー｡』
黙っておこうと思ったけど､彼はかなりの限界オタク｡ルフィさんの話をするだけで涙流しすレベルだ｡
そんな彼なら､実際にルフィさんにあっても話しかけたくとも話しかけられない……的な感じにだってなりうるのだ｡それ程までの限界オタク｡
いや､限界オタクってよりも"憧れの先輩に話しかけられない内気な女子高生"って方がピッタリだな｡
まぁ､なんだ､心の準備でもしておけよってニュアンスで伝えたまでである｡
そう思って一人笑うと｢何笑ってんですかぁ｣と言う声が隣でした｡
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三枝(プロフ) - 星猫さん» 了解です！ (2021年2月3日 4時) (
レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 桜髪の天使の少女【ワンピース】が出来ました。 (2021年2月2日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 星猫さん» ONEPIECE､ブラクロ､FAIRYTAIL､呪術廻戦､Dグレ､ハイキュー……知識が多いのはこれくらいです｡ (2021年2月2日 17時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年2月2日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 星猫さん» なるほど､分かりました！了解です。 (2021年1月30日 12時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三枝 | 作成日時：2021年1月24日 18時
