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｢まったくもう､そうやって自分を卑下する｡｣
パチンと額にデコピンを食らう｡さっきから理不尽に攻撃食らってる気がするんだが｡
そして､やや深めの溜息をつかれた後｢私ね｣とナミさんが言葉を続けた｡さっきまでの騒がしい雰囲気から一変､どこか真剣さを帯びた空気に私も黙って次の言葉を待つ｡
｢本当に感謝してんの｡アンタからしてみれば赤の他人の私を救ってくれた｡手を差し伸べてくれた｡玲の言葉一つ一つが暖かくて､今までのしかかってた重圧が消えて肩がスっと軽くなって､息がしやすくなったのよ｡｣
1泊分の間を置いて､私の顔を真っ直ぐと見たナミさんがまた静かに口を開く｡
｢だからね､玲｡ありがとう｡｣
『…はい…!』
今度は私もその言葉を素直に受け取った｡
ココヤシ村の事で話がそれたが､大事なのは今後だ｡彼らはこれから世界政府に喧嘩をふっかけるのだ｡戦闘力が皆無に近い私が行っても足でまといにしかならないし､海軍､政府関係者との面倒事はまだ避けていたい｡
『あの､話は元に戻るんですけど､今向かってる……何でしたっけ?』
｢エニエス・ロビー｡｣
ナミさんとの会話で半ば忘れ去られていたゾロさんが短く答えた｡
『そこにロビンさんは連れて行かれるんですよね?』
｢おう!だからそれを俺達が助けに行くんだ!!それがどうかしたか?｣
今度は腕を組み気合いは十分のルフィさんが答える｡
『そこに行ったらロビンさんはどうなるんですか?』
｢正義の門を潜る前に救出できなきゃ､殺されるだろうな｡｣
パウリーさんが葉巻の煙を口からふぅーっとゆっくり吐き出し､｢どうするんだ?｣と訴えかけるように横目で見た｡
彼の｢どうするんだ｣というのは｢お前もエニエス・ロビーに乗り込むのか?｣という解釈で間違いない｡
それはゾロさん辺りは分かってるようで私の返事をじっと待つ｡
『うーん､私的には世界政府なんて規格外な連中との面倒事は御免です｡』
その返事にやや重ための空気が流れた｡その空気の中でも私は悠然と言葉を続ける｡
『……でも､これから死ぬかもしれないなんて人が捕まってて､それを知ってるにも関わらずそんな勝手な理由で素通りする程私は腐ってない｡』
空気が軽くなった｡
『そのロビンさんとフランキーさん救出作戦……私もお供しましょう!!』
ニヤリと不敵な笑みを浮かべながら顔を上げれば､皆の満足気な顔がそこにあった｡
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めぐ(プロフ) - ブラクロ読んでないので能力の詳細説明などあると助かると思います！ (2021年2月10日 20時) (
レス) id: 297d364bbb (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - めっっちゃ面白いです!アッシー君っぽい能力か、、、いずれは弟君みたいな攻撃とか出来るようになるんですかね〜(笑)楽しみです！更新頑張って下さい､､! (2020年11月21日 2時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - まぁ、それでも無理だった場合は長押ししてGoogleで検索すれば見れると思います (2020年11月19日 15時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - これ全部そのまま貼ればいけると思います (2020年11月19日 15時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/f/2/e/f2eb74c9734d278ddb2b60e0b8bee140.jpg (2020年11月19日 15時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三枝 | 作成日時：2020年11月13日 6時
