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urt side
Aの力になれないのがこんなにも辛い。悔しくて堪らない。
いくら拳を握っても現状は変わらないため、頑張って切り替えて仕事に集中する。
デスクに向かうこと数時間。いつの間にか御手洗いに行っていたAが戻って来るのを目にした。
それはいいのだが、Aの表情が死んでいる。
「…A、なんか顔色悪いけど大丈夫か？もし辛いなら早退しても」
貴「大丈夫だから。ごめんね心配かけて。」
「いや、大丈夫ならいいんだけど……あ、今日また昨日行ったラーメン屋行かね？美味いもんでも食って」
貴「ごめん、今日残業だから。」
「そっか……。」
辛そうな表情をしているAを救えないことがこんなにも悔しいだなんて。
本当に、俺は無力なのだと実感させられる。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
「さかた！！」
さ「なんやねん。そんな叫ばんでも今日俺こっちやって」
「そんなことはどうでもいい！会議だ。Aが危ない。」
さ「え！？Aちゃんが！？」
今の俺には、さかたの反応に神妙な面持ちで頷くことで精一杯だ。
一刻も早くどうにかしないと、このままだとAがやつれてしまう。
さ「会議って、何を話し合うん？」
「…Aを
さ「おっ！遂に決行するんか！」
「ああ。まだ大丈夫かと思っていたが、Aが今にも死にそうだ。
さ「そうなんか。」
先程までAがこっちに来ることにワクワクしていたさかたも、俺の話を聞いて真剣な顔つきをしている。
さ「いつするん？」
「明日。」
さ「急やなー。大丈夫なん？」
「明日朝ギリギリまで寝て、定時で上がればいける。」
さ「そっか。」
どうしても人間をこっちに連れてくるのには魔力が要る。さかたにも協力してもらうが、持てる魔力は俺の方が多いためしっかり休息を取る必要がある。
さ「連れてくるのはいいけど、その後も大変よな。こっち来て、そっからどうするべきなんやろうな？」
「そこまでは俺にもわかんねえ。そういうのちゃんと調べてからやるべきなんだろうけど、今は時間がないんだ。それは後だ。」
さ「めずらし。きっちり計画立ててから実行するタイプやのにな。」
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名奈(プロフ) - くっきぃさん» いや全然頭良くないよ(^ω^;) (2021年8月22日 16時) (
レス) id: 6f1fe19d18 (このIDを非表示/違反報告)
くっきぃ(プロフ) - 名奈さん» いえいえー！そうなんだ！頭が良いのが作品にでてくるわそりゃ笑 (2021年8月22日 14時) (レス) id: 02e0ed7159 (このIDを非表示/違反報告)
名奈(プロフ) - くっきぃさん» ありがとう〜！遅くなってもコメントしてくれるだけで嬉しいよ！受験期に"present"の意味全然覚えられなくて、覚えようと頑張った思い入れのある単語だったから採用した！笑 (2021年8月19日 20時) (レス) id: 60f88b3dc2 (このIDを非表示/違反報告)
くっきぃ(プロフ) - 完結おめでとうーー！遅くなってごめんね。名奈ちゃんの書く話色んな意味が込められてて読んでて楽しい！ (2021年8月19日 19時) (レス) id: 02e0ed7159 (このIDを非表示/違反報告)
名奈(プロフ) - くっきぃさん» いえいえ！ほんと！？それならよかったー！こちらこそよろしくね(*´∀`)ﾉ (2021年3月27日 19時) (レス) id: 6f1fe19d18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名奈 | 作成日時：2021年3月23日 8時
