男子会 ページ44
※おまけです。
「ねぇ、なんで俺んち？」
「ええやんけ、一番学校から近いんやから」
と言って、ヤスはテーブルに置いてあるポテトチップスをボリボリ食べる。
「それに今日の主役はお前やで」
亮ちゃんは俺を見てニヤニヤしながら、コンビニで買ってきた唐揚げを食べている。
「居酒屋では言うだけ言って寝てもうたからなぁ」
「俺、そこにいなかったから知らんわぁ。話聞かせて〜」
事の発端は、Aのことが好きで好きで辛いと酒の席でベロンベロンに酔っ払ってヤスの前で俺が言ったことやった。
「あの大倉が人を本気で好きになるとは...ハハハッ」
亮ちゃんは他人事やと思って楽しそうに笑ってる。亮ちゃんは遊んでそうに見えて、けっこう一途やからまだ俺が好きやった彼女とは続いてるらしい。
「でも、Aとよぉ一緒に登校してたけどさぁみんなに内緒で付き合うてると思うてた。バレバレやったけど。」
「あーそれは俺も思ってた。お前ら同じシャンプーの匂いすんねん〜」
わかる〜服の匂いとかも一緒やねん〜とふたりでうなずく亮ちゃんとヤス。
「...」
「Aはマルちゃん大好きやし、どうせそーゆー関係かと思ってたけどそうやろ？」
俺は、ｺｸﾘと頷いた。
まぁ二人はわかってて黙ってくれていたんだろうなとは思ってた。元々勘が鋭いふたりだし。
「で、大倉が本気になってしまったと。」
ヤスがため息をついている。
「ヤス、怒ってる？」
ヤスは、Aのことを友達としていつも気にかけてたから怒っても仕方ない。
「怒ってへん。A、マルのことで色々苦しんでたみたいやし、大倉がいてだいぶ安定してたからお前も責められへん」
とヤスはいうと、梅酒を一杯。
プハァーとイッキ飲み。
「そやなぁ。マルちゃんに彼女おるのに見てるこっちが痛々しいくらい好きやからなぁA」
亮ちゃんもどこか遠くを見つめるようにそう言った。
「てかAのどこが好きなん？体？顔？」
亮ちゃんはポテチを食べながら俺に聞く。
「ヤスが加奈子ちゃん好きなのと、亮ちゃんが彼女さん好きなのと一緒やできっと」
「ダメなとこも全部好きやねん」
酒もちょっと入ってきてるのか俺も素直になってきて。そう言うと。
「ふふふ」
と亮ちゃんとヤスがおもいっきり笑っている。
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あけ(プロフ) - ∞青薔薇∞さん» 見に来てくれてありがとう〜！もっとバクバクさせるようにがんばるね← (2017年9月20日 17時) (
レス) id: a71eee39fa (このIDを非表示/違反報告)
∞青薔薇∞(プロフ) - こっちも見に来ましたあぁぁぁ！もう既にこれからの展開が気になって心臓バクバクしてるよ！？ (2017年9月20日 17時) (レス) id: ad98f1df92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あけ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月20日 11時
