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「せ、先輩っ！」
「あ、あぁごめん...ちょっとめまいが」
丸山先輩はそう言うと椅子から立ち上がろうとしたが、足元がふらついている。
「びょ、病院行きましょ！」
「い、いや大丈夫やから...」
大丈夫じゃない！絶対、大丈夫じゃない！
どうしよ...誰か迎えに...
どうしようもなくて結局。
「おい大丈夫か？」
結局、大倉を呼び出してしまった。
電話したらチャリで飛ばして来てくれたらしい。
丸山先輩が椅子にうなだれてる様子を見た大倉は。
「アカンな病院いくで。調べたけど一番近いの一駅先やねん。今、すばるくんにお願いして車まわしてもらったから」
「ご、ごめん...わたしなんにもできなくて...
」
わたしがひとりでオロオロしていると、大倉は黙って手を握ってくれた。
「大丈夫やから。な？落ち着けお前」
「ありがとう...」
10分もしないうちに兄から連絡が来たらしく、学校の外で待っているらしい。
「A。俺、マルちゃんおんぶするから荷物全部持っててくれへん？悪いけど」
「わ、わかった」
いつもトロトロしてるくせに大倉の背中がものすごく頼もしく見えて。強く見えた。
「A！大倉！こっちや！」
と兄がこっちに向かって手を降っている。兄も大倉も顔が整ってるうえにおぶってるのが丸山先輩だから、学生の注目を浴びている。
「ありがとう！」
そう言うと大倉は小走りで車まで向かい、丸山先輩を車の後部座席に座らせて自分は助手席に座った。
「お前はうしろ」
と、大倉に言われ言われるがままに丸山先輩のとなりに座った。
「ﾊｧﾊｧ...」
丸山先輩は、息苦しそうだ。顔色もとても悪い。
「...」
わたしは丸山先輩に肩を貸してあげた。
もちろん距離が近い。こんなときだけど、ドキドキする。汗をすごくかいていたので、カバンからハンカチを取り出して顔の汗を拭いてあげた。
「ごめんなぁ、Aちゃん...」
「大丈夫ですよ。もう、着きますからね」
わたしは、頭を撫でてあげた。
ふわふわのパーマは触っててとても心地よいというか。落ち着く。
「兄ちゃん、大倉ありがとう」
「おうよ」
兄はそう言った
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あけ(プロフ) - ∞青薔薇∞さん» 見に来てくれてありがとう〜！もっとバクバクさせるようにがんばるね← (2017年9月20日 17時) (
レス) id: a71eee39fa (このIDを非表示/違反報告)
∞青薔薇∞(プロフ) - こっちも見に来ましたあぁぁぁ！もう既にこれからの展開が気になって心臓バクバクしてるよ！？ (2017年9月20日 17時) (レス) id: ad98f1df92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あけ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月20日 11時
