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スタジオを出ると。なんやら雲行きが怪しい。雨が降りそうだ。







「雨降りそうやなぁ」




「そうですね...」




「傘、バイト先にあるはずやから大丈夫やな。Aちゃんは?」





傘...ないや。たぶんない。バイト先から借りて帰るか。






「あぁ、バイト先から借りて帰るんで大丈夫です」





「あ、そっかそれなら平気やな」





んん?もしかして送ってくれるとかそんな感じだった?やっちゃったな、わたし。

 




 
ひとりで、内心頭を抱えていると丸山先輩がぽつりと言う。



 

「Aちゃんさぁ、女の子やから俺よりは絶対女の子の気持ちとかわかるよなぁ?」



 


「まぁ、そりゃそうですね。わからないときもありますけど」





うーんと手を顎に当てて考えている姿はなんだか可愛らしい。






「美穂に別れようって言われたんよ」

 




へ?まじ?この短期間になにがあったのー!





「そ、そうなんですね」





「俺、嫌やって止めたんやけどあいつ別れたい言うてなぁ」





遠い目をしながら、ゆっくりした口調でそういうが。顔は悲しそうだ。





「理由がなぁよぉわからんくてなぁ〜」




「わからない?」



 
あの美穂さんが。美穂さん、丸山先輩のこと大好きって言ってたのに。





「思いあたる節がなくてねぇ」




おそらく、丸山先輩の問題ではない。美穂さんの気持ちの問題。






「そう、ですか,..」





「あ、あの!いつでも話聞きます!大倉も兄もいますし!」





「それは心強いわ〜ありがとう〜」





と言って微笑んでくれたのものの、やはり元気がない。あの幸せカップルになにがあったというのか。



 


それから、わたしたちはなにも会話せずに結局お互いのバイト先の前まで着いてしまった。






「あ、もう着いた!早いなぁ笑じゃ、お互いバイトがんばろうな〜」







「はい!」





もっと会話したかったけど、無理だわ...
あんな切なそうな顔してたし。









-----------------------



緑さんバージョン、このお話終わったら書かさせていただきますね!かきたい!緑さん〜!




そして、それが終わったらはじめてのサスペンス作品に挑戦したいなと思ってます。



恋愛ものって書くのも見るのも楽しいけど、そろそろ飽きてきたなぁというわたしと同じ考えの読者さん作者さん多いと思うんですよね(超憶測)



おたのしみに〜

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あけ(プロフ) - ∞青薔薇∞さん» 見に来てくれてありがとう〜!もっとバクバクさせるようにがんばるね← (2017年9月20日 17時) (レス) id: a71eee39fa (このIDを非表示/違反報告)
∞青薔薇∞(プロフ) - こっちも見に来ましたあぁぁぁ!もう既にこれからの展開が気になって心臓バクバクしてるよ!? (2017年9月20日 17時) (レス) id: ad98f1df92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あけ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年9月20日 11時

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