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マルちゃんの顔がわたしの顔から離れてく。






「...」






なにいまの...なに、この、少女漫画でよくみるやつ...







「ごめん」



 

へ?ご、ごめん?






「え、えっと...」



 

「そ、そのぉ...僕、誰にでもこんなことせぇへんから...」

 



おしぼりで額の汗を拭きながら彼は言った。全然ふけてないぞ。






「だ、誰にでもしてたら困りますよっ!」





誰にでもしてたら、もうなんか、もう..,






「そ、そうやな...」





「そ、うですよ...」







なにこの空気〜〜〜!ずっと、沈黙。
個室だからこそのこの、静まり返ってるこの感じ、







「Aさんは、、その僕のことひとりの男として...その...」






ひとりの男...







「アイドル、丸山隆平じゃなくてひとりの男として僕を見てほしいなって...」







「は、はぁ...」







「僕も、そんな恋愛経験あるわけやないから...慣れてないんやけど,.」







「この年やし、恥ずかしさもあるけど」









「うん、」







彼はまっすぐわたしを見て言った。








「僕は、あなたが、Aさんが好きです」









「......」







これは、なんなんだろう。
わたしの都合のよすぎる夢なんだろうか。









「僕がアイドルってこと抜きで、ひとりの男として見てほしいんです」









...。








彼が本気だってことくらいはわかる。







さっきから手が震えてるし、汗をだらだら書いてる。





 




「今日ですぐに返事出せないやろうから、今日はもうこれでお開きにしましょう」







「急にびっくりさせてごめん」







彼はわたしにそう謝って、先に出るねと言って帰っていった。







...。









「...なにこれ」







夢かと思ったけど、夢じゃないんだこれは。

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あけ(プロフ) - ひみささん!コメントありがとうございます!楽しみにしてたなんて嬉しいです☆ロマンチックですよね!東京タワーがどんな感じで出てくるのかも楽しみにして頂けたらと思います(笑) (2017年12月8日 20時) (レス) id: f33ec1c327 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 続編楽しみにしてました!東京タワー、ロマンチックですね(*^^*) (2017年12月8日 12時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あけ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年12月8日 10時

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