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「うわぁ甘いなぁこれ」
村上さんが果実酒を飲んで、なにこれっ！とずっと言っている。
「いつもなに飲んでるんですか」
「だいたいビールやな」
村上さんは明日午後から仕事らしい。
わたしは土曜日だから普通に休み。
「そういえば、彼氏おるんやろ？大丈夫なん？」
あぁ...
まぁ大丈夫、でしょ。
幸太郎はそんなに束縛激しくないし、わりと緩い。
「あぁ、大丈夫です。」
「そっか」
そもそも村上さんからしたら、わたしはガキだと思うしそーゆー目で見られてないでしょ。
「いやぁ、本当コンビニの件は申し訳なかった。怖かったよなぁ？」
「怖いですよ笑クレーム付けてくるくせに、けっこうな頻度で来るから！」
「クレームってゆーか、手際悪いなこの子ってちょっとイライラしてたし、俺のことつけてる思ってたからさ」
「前半、悪口じゃないですか！笑」
手際悪いって思われてたの？！
確かに自分で効率悪いなとも思うけどさ！
「はははっ！ごめんごめん」
豪快にはははっ！と八重歯を見せて笑う村上さん。
「でも、いつもコンビニ弁当だから栄養偏ってるんじゃないかとか勝手に心配してましたわたし」
「料理できるん？」
「まぁ、人並みには」
てゆーか、母親はパートの共働きだったからご飯は必然的にわたしが作ることになってた。
すると、村上さんが閃いたのかいい笑顔をしてわたしに言った。
「コンビニと居酒屋のバイト、時給いくら？」
「えっ？...コンビニは950円で居酒屋は1000円ですが...あっ、でも夜だと時給上がりますね。」
「じゃぁ、時給1500円にしよか」
さっきから村上さんはなにを言ってるんだろ。
「俺んちにメシ作りに来てや。時給じゃなくて日給にしよう。日給1万円とかは？安い？
あ、もちろん材料費は出すよ？」
へ？？
たかが、料理つくってあげるだけで一万円？
わたしが？
「キミも食いたかったら自分の分、作ってもエエし。忙しいときは来なくてもエエし。」
「どうやろ？悪い話やないやろ？」
悪い話ではないんだが...
「村上さん、彼女さんにやってもらった方が...」
村上さんだって35歳だ。彼女のひとりやふたりくらいいるだろう。
「いや、おらん。おったらキミを家に入れてないわ」
確かに。
どうしよう...
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まるた - 面白かったです！続き楽しみにしてます(o・ω・o) (2018年7月4日 5時) (
レス) id: cf2a0a13a3 (このIDを非表示/違反報告)
あけ(プロフ) - 給食のおばちゃんさん» コメントありがとうございます。おそくなってすいません。そう言ってくれてうれしいです！更新頑張ります^^これからも見ていただけたらうれしいです (2017年12月12日 21時) (レス) id: a71eee39fa (このIDを非表示/違反報告)
給食のおばちゃん - 安くんと丸ちゃんが好きなんやけど、めっちゃ続きが気になるお話です。更新楽しみに待ってます。 (2017年12月10日 20時) (レス) id: 5d96041a5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あけ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年11月24日 2時
