32話 ページ33
A『そうですか……』
A『賛成はしません。でも……やると言うのでしょうから』
A『クスクス)困った夫を持ちましたね』
無「それはこちらのセリフだ」
A『……私の言ったこと、考えてみてくださいよ』
無「………鬼狩りとなんて仲良くなんて……想像しただけで無理だ」
A『クスクス)まぁまぁ』
A『………鬼狩りの方含め、人間からすれば無惨さんは悪なんでしょうけれど……私にとっては、たった1人の優しい、大好きな旦那さんなんです』
A『………………気をつけてくださいね』
無「!…………あぁ。ありがとう」
そう言って、ふわっと抱きしめられた。
無惨さんの背中に手を回す。
無「…愛してるぞ」
A『フフッ)私もですよ。愛してます』
馴れない言葉を発し、2人で顔を赤くする。
A『真っ赤ですね』
無「お前もな」
私の顔を覗き込むようにこちらを向いたかと思うと………そっと口づけをされた。
無「フッ……ククククッ……)熱でもあるのか?」
A『うるさいです。…………馴れないんですよ』
もう一度口づけをされ、またからかわれる。
無「………………温かいな」
A『そうですね』
なんとなく、離れ難くて……………いつの間にか、そのまま寝てしまっていた。
A『………お………おはようございます』
無「クスクス)おはよう」
A『……………私は…………このまま寝ていたのでしょうか』
無「ご名答」
A『……………すみません』
無「クスクス)いや、良い。嬉しかったしな」
無「寝言でも行ってくれれば最高だったんだが」
A『……言いませんよ、絶対』
無「つまらん」
A『結構ですよ。寝言なんか言ってたら、恥ずかしいじゃないですか』
無「だからこそ、面白いに決まってるだろ」
A『………悪魔です』
無「鬼だ」
A『クスクス)そうですけど』
無「朝ごはん、卵焼きを作ってくれないか?」
A『良いですよ。味付けは……』
無「……甘めで」
A『!珍しい』
無「甘めが好きだろ?」
A『そうですけど……無惨さんは甘めじゃないほうが好きじゃないでしたっけ?』
無「……たまには良いかなと」
A『槍でも降るんじゃないですか』
無「失礼だな」
A『フフッ)……とりあえず、作ってきますね』
無「分かった」
無惨さんの腕から開放され、すぐ隣の台所へと向かう。
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ちびリス - こゆんちゃんさん» 無惨様って…敬語何ですか…? はずかしながら、初めて知りました。すみません!!…このまま、敬語抜きで行くと思います。わざわざ言ってくださったのに、すみません!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 676aa3962f (このIDを非表示/違反報告)
こゆんちゃん - 無惨様が敬語をはずすとお館様感が……、、でも、話はとっても面白いです! (2020年8月12日 12時) (レス) id: dfa1a83f80 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス - コノハさん» こちらこそ、コメントしてくれてありがとうございました! 展開に悩んだりしますが…いい感じに終われるよう、頑張っていきます! (2020年8月11日 12時) (レス) id: 5f26e80ee4 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 一緒にいられるなら嬉しいです。返事をかいてくれて有難うございました (2020年8月9日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス(プロフ) - コノハさん» 納得できなかったら、どんどん言ってください!!! (2020年8月6日 17時) (レス) id: eb5ae9646b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちびリス | 作成日時:2020年7月22日 0時