21話 ページ22
無「なぜだ」
A『だって、いつかは1人ぼっちですよ』
A『そんなの嫌じゃないですか』
無「そうか?」
A『そうですよ。例え、世界が終わったとして。誰もいなくても、1人ボーッと、毎日を過ごす。死ねないから。……それなら、死んだほうが良いですよ。』
無「私はそうは思わん」
A『そのうち分かるんじゃないですか』
無「わかってたまるか」
A『分かってもらわなければ困ります』
無「A」
A『?なんです?』
無「久々に外を歩かないか」
A『良いですよ』
A『では、それまで鳴女さんとでもお話ししてますね』
無「好きにしろ」
A『………ちゃんと、考えてくださいよ?』
無「そのうちな」
A『今すぐです!』
無「クスクス)私を説得するんだろ?頑張れ」
A『……イラッ)行ってらっしゃい』
無「フッ)行ってくる」
ベベンッ……
琵琶の音とともに無惨さんが移動し、代わりに鳴女さんが目の前に座っていた。
鳴女「A様、こんにちは」
A『こんにちは』
鳴女「……今日も無惨様のご説得を?」
A『まぁ……人間の私からすると、止めたいなと思ってしまって……』
鳴女「そうですか」
A『中々受け入れてくれないんですけれどね』
鳴女「そんなことないと思いますよ?」
A『え?ほんとですか?』
鳴女「!……いえ、何でもございません。ところで……茶菓子を持ってきたんですが、一緒にどうですか?」
A『!良いですね!毎回ありがとうございます』
鳴女「いえいえ、A様と話すのは楽しいですし」
A『そうですか』
鳴女「クスクス)無残様の説得会議も結構楽しいですよ?」
A『フフッ)そう言ってもらえて嬉しいです』
鳴女「……正直、驚きましたよ。無惨様がここに人間を連れてくるだなんて」
A『……私も驚きましたよ』
鳴女「クスクス)私は、良かったと思いますよ?A様からすれば難しい立場でしょうが……無惨様も毎日楽しそうですし」
A『……そうですかね……あの人、ああやって煽ったりとか……そういうことが多くなったんですが』
鳴女「クスクス)全てを知ってもなお受入れてくれたのですから、心を許しているんですよ」
A『話はなかなか受け入れてくれませんがね』
鳴女「……フフッ)そのうち分かる日が来ますよ」
A『?』
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ちびリス - こゆんちゃんさん» 無惨様って…敬語何ですか…? はずかしながら、初めて知りました。すみません!!…このまま、敬語抜きで行くと思います。わざわざ言ってくださったのに、すみません!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 676aa3962f (このIDを非表示/違反報告)
こゆんちゃん - 無惨様が敬語をはずすとお館様感が……、、でも、話はとっても面白いです! (2020年8月12日 12時) (レス) id: dfa1a83f80 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス - コノハさん» こちらこそ、コメントしてくれてありがとうございました! 展開に悩んだりしますが…いい感じに終われるよう、頑張っていきます! (2020年8月11日 12時) (レス) id: 5f26e80ee4 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 一緒にいられるなら嬉しいです。返事をかいてくれて有難うございました (2020年8月9日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス(プロフ) - コノハさん» 納得できなかったら、どんどん言ってください!!! (2020年8月6日 17時) (レス) id: eb5ae9646b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちびリス | 作成日時:2020年7月22日 0時