132話 ページ41
A『ｸｽｸｽ)それはみんなの方でしょ？私はそうそう怪我しないから大丈夫。……ほんとに、気をつけて』
レイ「おう」
ノーマン「ありがとね」
A『うん。それじゃあ』
みんなと別れ、作戦通りそっと裏口から外に出る。
A『(……近くの木に登れば……いけそうだな)』
ハウスの直ぐ側にある高い木に目をつけ、全身を使ってどんどん登っていく。
大きな木だからか、枝も太くとても安全だ。
A『よしっ』
ハウスの屋根と同じくらいの高さまで登り、両手で太い枝を掴んでぶら下がる。
振り子のように体をゆらし、勢いよくハウスの方へと飛び移る。
ドカッ！！！
A『の…乗れた…』
背中を打ったみたいだが、大した痛みはなかった。
A『(痛みになれるの…便利)』
そのまま、屋根の上を歩いていき、ドンとギルダが見えるところまで移動する。
ドン「……見ろ、ギルダ。マジでいやがる」
ギルダ「……流石というか……なんというか……」
そっと手をふると、2人も手を振り返してきた。
その場でしゃがみこみ、じっと2人の様子をうかがう。
A『(うまく行きますように……!)』
先程、ノーマンに口早に伝えられた。
シスターの部屋へ呼ばれた…私の招待がバレるきっかけになったあの集まりで、発信を壊せるという事を掴ませてしまったらしい。
A『(……やっぱ、シスターも怖いよなぁ)』
なので、早々に脱獄したいと。
最低でも6日以内。
シスターの方は、レイがうまくこちらから気を逸らせているらしいが……急ぐに越したことはない。
無事、ママから手に入れたレイの「報酬」インスタントカメラも揃い、最後のパーツが揃った為いつでも脱獄できるとか。
A『(……まじで怖っ)』
私が1人で脱獄を企てることになっていたら……間違いなく、失敗していただろうと痛感させられる。
A『(やっぱすごいな。みんなは)』
何がなんでも、下見をさせなければ。
私が鬼から得た情報とシスターの情報では、外に鬼の見張りはいないとの事だったけれど…本当なのか、確証はない。
A『(成功、しますように……！)』
緊張しながら、屋根の上で座っていた。
レイsaid
レイ「始めようぜ。薬剤のすり替え」
ママ「ええ」
あらかじめ、ママにはノーマンとエマがママのことを毒殺しようと企てていると言うデマを流していた。
今から、その毒物を無害のものとすり替えようと持ちかけたのだ。
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ちびリス - ほたてさん» ありがとうございます！！ お待たせしました！！更新していきたいと思います (2021年3月19日 17時) (
レス) id: 8661e139e0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたて - すごく面白かったです！頑張ってください (2020年9月22日 20時) (レス) id: e132879f67 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス - ミィさん» ほんとですか！？ありがとうございます！！！ スマホが自由に使えなくなってしまって…いつ、続きが描けるか分からないんです！！ すみません！！！ 更新出来るよう、頑張ります！！ (2020年8月14日 15時) (レス) id: 676aa3962f (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス - ユウゴさん» わざわざ、コメントありがとうございます！！！ スマホを自由に使えなくなってしまって…いつ、更新できるか分からないんです！！すみません！！ また、できるよう…頑張ります！！ (2020年8月14日 15時) (レス) id: 676aa3962f (このIDを非表示/違反報告)
ミィ - すごく感動できて、考えが素晴らしいと思いました！続きがすごく楽しみです (2020年8月13日 1時) (レス) id: 3a19cdf441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちびリス | 作成日時：2020年7月11日 19時
