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96話 ページ4

レイ「そういや、どうだった?外、出られそうか?」

………今から、数日前、Aの部屋で謝罪会見が開かれた。

そのときに、Aが外に出て逃げられるのか、走れるのか、それを確認するために、ハウスにいられるのもあと少しだから遊びたいと言う理由で、外に出れないかと誘ったのだ。

A『うーん…それが……駄目だった』

エマ、ノーマン、レイ「!!」

ノーマン「ニコッ)…無理はいけないしね」

A『ごめんね…(……ママには、身体能力の差がすぐにバレて、更に掘り下げられる可能性があるから駄目に決まってるって言われたんだよな……あのときのママ、魔女みたいな……悪人面してた……)』

………本当に、体が弱いのか

はたまた、何かを隠したいからなのか………

うーん…………難しいな………

そんなこんなで、また時は過ぎ……

現在、シスターの部屋の前にエマと2人でいる。

ドンとギルダが、ママの、本部への通信手段である部屋へ入り、それが原因で、本当のことを話さざるを得なくなった。

今では、僕らが間違っていたことが分かる。

……僕らは、兄弟を頼ってなかった。

守らなくてはならない存在だと思っていた。

……実際は、想像よりもずっとしっかりしてたのに。

今では、2人とも生死がかかった、最悪の世界に飛び出すと知った上で、色々と協力してくれている。

2人には、Aのことも伝えた。

………ほぼ何もわかってない状態だけど。

それから、外の世界に、僕らへ向けて、本を使ってメッセージを残しているW・ミネルヴァと言う人の存在。

生きているのか、どこにいるのか、何も分からないけれど、外の世界に味方がいるかも知れないという、大きな事実も手にできた。

ママの方も順調だ。

レイに、僕がママを殺そうとしているというデマを流してもらった。

明後日、ロープを使って塀を登り、外の下見をする。

その為の時間稼ぎだ。(本当は、この次の日ですが、物語の都合上、1日ずらしてます)

そして……

今、シスターの部屋の前にいる理由は………

端的に言うと、シスターにバレた。

脱獄をしようとしている事も、ハウスのことを知っているのが誰なのかも。

食堂で、ドンとギルダが本当のことを知ったとき、僕らが嘘をついていたから少し揉めたんだけど……

それを、全部聞いてたらしい。

ま、でも、そんな困ったことにはならなかった。

シスターは、ママになりたい。

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ちびリス - ほたてさん» ありがとうございます!! お待たせしました!!更新していきたいと思います (2021年3月19日 17時) (レス) id: 8661e139e0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたて - すごく面白かったです!頑張ってください (2020年9月22日 20時) (レス) id: e132879f67 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス - ミィさん» ほんとですか!?ありがとうございます!!! スマホが自由に使えなくなってしまって…いつ、続きが描けるか分からないんです!! すみません!!! 更新出来るよう、頑張ります!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 676aa3962f (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス - ユウゴさん» わざわざ、コメントありがとうございます!!! スマホを自由に使えなくなってしまって…いつ、更新できるか分からないんです!!すみません!! また、できるよう…頑張ります!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 676aa3962f (このIDを非表示/違反報告)
ミィ - すごく感動できて、考えが素晴らしいと思いました!続きがすごく楽しみです (2020年8月13日 1時) (レス) id: 3a19cdf441 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちびリス | 作成日時:2020年7月11日 19時

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