鬼と人間の子NEW 1

3話 ページ4

A『(…もしかして、…本当のお父さん、と、お母さん、が、居るの…？それとも、外に私達と同じように捨てられた子でもいるのかな…？ もしかして、凄い悪い人が、いるのかな…ちょっと、確かめに行ってみたいn)』


エマ「A！！！！！」

A『…え？』

ノーマン「大丈夫？何回も名前、呼んだんだよ？」

レイ「何回呼んでも、ボーッとしてて、返事しないし」

A「え…気が付かなかった。…ごめん ﾃﾍ」

エマ「ﾃﾍ じゃない！」

A『え〜〜』

ノーマン「A、なにか見つけたの？」

A『見つけたんじゃないんだけどね、』

ノーマン、エマ、レイ「うん」

A『匂いがするの』

エマ「匂い？」

A『うん』

ノーマン「どんな感じなの？？」

A『えっとね…懐かしい感じがする』

レイ「懐かしい？」

A『うん、…なんとなくだけどね』

レイ「なんで、そう思うの？」

A『なんかね、私と同じ感じなんだ。懐かしいって言っても。』

レイ「……。」

ノーマン「誰かいるのかな、外に」

A『あ！でもね！死んじゃうかと思うくらい、怖い感じもするの』

レイ「！！！！」

エマ「え、それ、ママに言ったほうが良いんじゃない？」

A『！そうだね！！』

レイ「ちょっと待て！」

A『？』

ノーマン「ママに、門に来たのが、バレないように言わないと！」

エマ「あ、そうだね！」

エマ「じゃーあー…庭から、嗅いだってことにしちゃえば？？」

ノーマン「いいんじゃない？Aは、ハウスのどこに居ても、ご飯を匂いで当てちゃうもんね！」

A『よし！じゃあ、行ってくるね！』

レイ「！あ！おい！…て、もういねーし」

ノーマン「Aなら、大丈夫だよ！」

レイ「…うん」

A『ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ←全力ダッシュ中)(早く言わなきゃ！ お父さんとお母さんだったら…会って、みたい…！それに、悪い人なら、それこそママに言わないと…！！ママ、褒めてくれるかな…ﾌﾌｯ)』

A『おーい！！マーーーマーーーー！！！！！！』

ママ「そんなに慌てて…ｸｽｯ)どうしたの？？」

A『あ、あのね！！！』

ママ「うん」

A『ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…(つ、疲れた…)』

ママ「ﾌﾌｯ)A、落ち着いて落ち着いて」

A『あのね、』

ママ「うん」

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