14話 ページ16
皆んなと話したりして、一緒に過ごしている時は平気だった。
でも、ふと、1人になると、ハウスの秘密を知ってしまった事や、父さんと母さんが死んでしまっていると言う変わりようのない事実、2人の記憶が頭の中を埋め尽くす。
自分の正体を知ってから、おそらく、両親はこの世に居ないのだろうと想像はしていたのだけれど、思っていたよりも、ずっと、ずっとショックだった。
A『(……心配かけちゃいけないのに、心配されて嬉しいとか…最低だな)…大丈夫！ありがとーね』
レイ「おう」
A『…レイ、早く寝た方がいいんじゃない？ほら、レイはお子様だから』
レイ「カチンッ)俺の方が誕生日早いし、お前よりも精神年齢は上なんだよ。お前こそ早く寝て休め。寝坊助」
A『カチンッ)一言二言余計ですよ、寝癖やろう』
レイ、A『…フフッ)』
こんな風に、軽口を叩き合う時間も好きだったりする。
A『…色々、ありがと』
レイ「大した事してねーよ」
A『おぉ…なんか…かっこいいこと言うね』
レイ「！？…(…心拍数、やばい)そんな事ない」
A『…(照れてる？)クスッ)そろそろ、寝ようか』
レイ「！そうだな、…おやすみ」
A『うん、おやすみ』
部屋に入って、ゴロンとベッドの上に寝っ転がる。
A『幸せ、だなぁ』
？「コンコン)」
A『？はーい』
ママ「ガチャ)…体は、大丈夫そうね」
A『！うん、どこも異常ないよ』
ママ「そう…明日からは、食事以外、極力部屋から出ないでね」
A『分かった』
ママ「それじゃあ、おやすみ」
A『うん、おやすみ、ママ』
ママ「ガチャ…バタン)」
A『あーあ(…思ってたよりもマシだったけど…やっぱり、寂しいな)』
鬼と人間の子。
この存在事態が初めてで、何も分からない状況で鬼の血に目覚めた…皆んなと一緒に普通に生活するなんて、出来るわけがない。
極力、関わりを絶たれるだろうと、覚悟はしていたのだけれど…やっぱり、きつい。
…食事が一緒なだけまだマシだが。
ふと、ペンダントのことを思い出し、服の中から取り出した。
A『…きれい』
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ちびリス(プロフ) - AYANEさん» ありがとうございます！！！ (2021年3月19日 17時) (
レス) id: 8661e139e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス(プロフ) - ほたてさん» ありがとうございます！！最新話の方にもコメント、ありがとうございます！！ (2021年3月19日 17時) (レス) id: 8661e139e0 (このIDを非表示/違反報告)
AYANE(プロフ) - 面白かったです。 (2021年1月21日 21時) (レス) id: e17d9ef78c (このIDを非表示/違反報告)
ほたて - すごく面白いです！！頑張ってください、応援しています。 (2020年9月22日 17時) (レス) id: e132879f67 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス - ネギトロ81194さん、ありがとうございます！！嬉しいです！！更新、頑張ります！！やる気スイッチ、入りました笑 (2020年3月8日 1時) (レス) id: 96b6dbc2fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちびリス | 作成日時：2019年12月4日 18時
