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どうやら、陽さんはこの会場ではかなりのイケメンのようで、沢山の女性の視線を奪っている。
それと同時に、私に鋭い視線が注がれる。痛い痛い。
陽「どうかしましたか？顔色がよろしくないですが…」
「あ、大丈夫ですよ。」
陽「それなら良いんですが…。」
大丈夫な訳ねーだろ。お前のせいだよ。
もう何時間過ぎただろう。大分時間が経ったように思う。
茉里さんにこの街についての話を聞いたり、陽さんと踊ったりしているおかげで、楽しい時間が過ごせている。
しかし、終焉は突然やって来る。
───時間だ。
脳内に直接届けられた、
瞬間、眩しい光が私を包んだ。
*̩̩̥*̩̩̥ ୨୧ ⑅ ୨୧ *̩̩̥*̩̩̥
「おい、起きろ。」
顔をペチペチと叩かれる。もっと良い起こし方あるだろ。
「ん…」
「お前の願い叶えたぞ。どうだったよ。」
「うーん…。あんま覚えてないや…。」
「何でだよ笑 ま、願い叶えたことには変わりないからな、報酬貰うぞ。」
「は？そんなの聞いてないんだけど。」
「おう、言ってないからな。」
「何で！？普通先に言うもんだよね！？」
「まあいいから。大したことないから。」
「報酬って、私は何をしたらいいの？」
「何もしなくていいよ、俺が勝手に殺るから。」
「え、それってどういう」
ｻﾞｼｭｯ
「……哀れな子。」
悪魔は捨て台詞を吐き、彼女の心の臓を抉る。
「あ、取れた。さっさと帰らないと怒られちゃう。」
そして、悪魔は彼女の心の臓を抱え、闇に姿を消した。
妄想コレクター 『17。』
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短編なのに長くなってしまいすみません！
書いてたら楽しくなってしまいました笑
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作者名：名奈 | 作成日時：2021年1月18日 17時
