妄想最盛期 (ページ21)

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月躍ページ21

今日も、多くの仕事を押し付けられた。

俺は、周りの人から嫌われることを恐れている。入社したばかりの頃はこんなことなかったが、いつの間にか、俺は仕事を処理する"都合のいい"存在になっていた。
俺のことを心配してくれる上司もいる。ちゃんと断れっていつも言ってくれるが、それを実行できた試しがない。全ては、俺の弱さが原因なのだ。

そろそろ帰らねばと時計を見たら午後10時を指していた。
終わらなかった仕事を鞄に詰め、急いで家に帰った。

帰ってパソコンを立ち上げる。ソフトを起動させ、仕事に取りかかる。
部屋を照らすのはパソコン画面の光のみ。カタカタとキーボードの音が響く。

同じ姿勢を何時間もキープしていると首や肩が悲鳴をあげ始め、目がブルーライトにやられてくる。

目をシパシパさせると、ふいに窓から月が見えた。
今日の月は満月に近い。
雲が多く、月の姿をはっきりと捉えることができない。
その月は、俺の様を見てクツクツと嘲笑っているように感じられた。

月曜日。それは週の始まりの日。
うっすら雲から月光を覗かせる月に、心が躍った。

Trouble on Monday 『月躍』

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これ聴くの大体月曜日じゃないです。解せぬ。