あの子はメンバーあの子は彼女 (ページ8)

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濵田side

『濵ちゃ〜ん濵ちゃ〜ん』

濵「ん〜？Aちゃんどした？」

『…めっちゃ眠い、寝てもええ？』

濵「良いけど本番までちょっとしか寝れんで？」

『ん、時間なったら起こしてくれる？』

濵「ええよ、起こしたる！」

『ありがとぉ……zzz』

さっきまで、また淳太に絡んでんなぁ〜なんて呑気に見てたのに急に眠いって言って俺のところにやってきた。かと思ったらもうソファに座ってた俺の膝を枕にしてスヤスヤ寝てるけど(笑)

濵「かわええなぁ、笑」

子供みたいな寝顔見てたら自分がそう呟いて頭を撫でてた

流「濵ちゃん心の声漏れてんで笑」

ってことを流星に言われて気付いた(笑)

濵「あ、無意識に漏れてた？笑」

流「ばっちり笑でもたしかにかわええよな」

濵「珍しいやん、流星がデレんの」

流「そぉか？まぁ一応みう歳上やからな笑」

濵「流星に可愛いって言われたら喜ぶと思うでぇ」

流「いや、その前に多分みうじゃなくてAって呼べって言われると思う笑」

濵「それもそうやな笑」

流星と話しながらずっと頭を撫でてたらもぞもぞ動き出した

濵「あれ、もう起きたんかな、？」

『んん…たつ、くん、…zzz』

流「ははっ、ついに寝言でも呼びだしたか笑」

濵「そうやなぁ、Aちゃ〜ん、俺はたつくんじゃないで〜笑」

なーんて幸せそうに寝てるAちゃんのほっぺを優しくふにふにと摘むけど一向に起きる気配はなさそうや(笑)

いつの間にか流星は隣からおらんくなってたし、夢の中におるAちゃんにもきっとこの言葉は届かんやろうから

濵「…ふっかには負けたないなぁ、もう負けてるんかもしらんけど。笑」

そんな言葉をひとり、呟いた。

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