三十つ葉 ページ32
「
「マスターは誰のものでもありません！」
激しく一進一退の戦いを繰り広げるマシュと清姫。
キャスターはその様子を見つつも自身に治癒のルーン魔術を掛けて少しだけ体力を回復させていた。
ふいに視線をロマニやダ・ヴィンチがいる方向へ向けると何故か人数が増えていた。
「……」
一瞬目を剥いたが直ぐにマスターである立香ならばありえるかと、キャスターは納得したのである。
閑話休題。
見事勝利を収めたマシュにキャスターは拍手して褒め称えた。
「ありがとうございますキャスターさん」
「いえ、むしろきていただきありがとうございます。あのまま続いていたら私は負けていたでしょう」
目を回してシュミレーションルームの床に倒れ伏している清姫にも治癒のルーン魔術を施しつつ、マシュにも同様のものを掛けたキャスターはやはり満身創痍である。
バーサーカークラスのサーヴァントとは戦わざるおえない状況下以外では極力戦闘は避けたい、杖に支えにしながらキャスターはそう思った。
「マシュ！ キャスター！ 清姫！」
戦闘が終わったためにこちらに駆け寄ってきた立香にマシュも先輩と声に弾みが入っていた。
あとに続くように他のサーヴァント達も三人の元へとやってきていた。
「マシュ、おめでとう。キャスターは大丈夫？ 清姫は……うん、聞こえていないな」
三人をそれぞれ見た立香は苦笑いだったが直ぐにキャスターに駆け寄った。
杖を支えにしているキャスターの満身創痍さにまるで自分のことのように顔を歪めた立香にキャスターは笑う。
「大丈夫ですよマスター、見た目ほど酷くありませんから」
「嘘吐け、立ってるのもやっとだろうが」
第三者の声に二人してそちらを見れば呆れたような表情のランサーがこちらにきて。
「っ〜〜〜〜!!」
キャスターの左腕を握った。
途端に声にならない悲鳴を上げたキャスターに、立香は慌ててロマニを呼ぶ。
「ドクター！ キャスターが重傷！」
「重傷？ それは大変だ、医者を呼ばないと」
「お、落ち着いてくださいドクター、医者は貴方です」
「ロマニ、流石にそのボケはどうかと思うよ」
立香とロマニ、それとマシュとダ・ヴィンチを交えて騒ぐメンバーの傍ら、キャスターは自身の左腕を掴んでいるランサーを恨めしげに見上げ、しかし睨まれている方であるランサーはフードに隠れているためキャスターの口元しか見えない、ていた。
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翔べないペンギン(プロフ) - ねこみや梓さん» 御指摘ありがとうございます。仰る通り陣地作成ですね、大変失礼いたしました。急ぎ訂正いたします。 (2019年10月18日 17時) (
レス) id: f556686a0b (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - 設定のクラススキルのところ、陣地製作じゃなくて陣地作成じゃないですか？ (2019年10月18日 17時) (レス) id: a8080232a4 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - 山田さん» ご指摘ありがとうございます。確かに、おっしゃる通り一部以上の引用をしてしまっておりましたl。御不快にさせてしまい申し訳ありません。一度話全てを非公開にして話を練り直しいたします。 (2019年8月31日 14時) (レス) id: fa8482574b (このIDを非表示/違反報告)
山田 - FGOの二次創作ガイドラインに目を通していますか？一部引用を超えたシナリオの使用は禁止されています。 (2019年8月31日 13時) (レス) id: 2bb97616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2019年7月28日 19時
