三十七つ葉 ページ39
二人のジャンヌ・ダルクの意見は二人のクー・フーリンの提案によって解決する。
となれば、やはり真名呼びがいいだろう。
その旨をサーヴァント全員に伝えるとやはりジャンヌ二人、特にアヴェンジャーのジャンヌが怒っていた。
「変なあだ名なんて付けたら承知しないから。わかっているでしょうね？」
「う、うん、わかったよ」
藤丸立香、ここで彼のネーミングセンスが試される時。
ルーラーのジャンヌを見て、アヴェンジャーのジャンヌを見て、数秒悩んだ結果。
「えっと、ルーラーのジャンヌはジャンヌのまま」
「はい」
「アヴェンジャーのジャンヌはオルタ」
「……及第点というところね」
ほっと息を吐いた。
実はジャルタなんて名称を候補に考えていたなどと口が裂けても言えない。
その流れで二人のクー・フーリンもとなる。
「ランサーは……アニキ？」
「いやなんで疑問系なんだよマスター」
「キャスターは……」
じっと考える。
ランサーのクー・フーリンをアニキと呼ぶのであればアネキと呼ぶのが自然だろうが、彼女に対してそのあだ名は違うと誰かがささやく。
「でしたらマスター、私のことはウィルドと呼びいただけたら」
「……」
「ウィルド？」
「はい」
にこりと口元に笑みを浮かべたキャスターのクー・フーリンに悩む。
それも何故だかしっくりこない。
何かないかと考えた結果。
「A」
「A、ですか？」
「そう、A。うん、しっくりくる」
うんうんと頷く立香に何かこの名前に思い入れがあるのかと問うがなんとなくとしか答えない。
何故その名前が出てきたのかは立香自身にもわかっていないのだから。
マスターがそうおっしゃるなら、とキャスターのクー・フーリンは頷いた。
名称の問題が解決したため、待っていたもらったロマニに謝罪と先程言いかけていた用件を尋ねた立香。
ロマニは前回同様、だが次はオルレアン組のレベル上げのために再び種火集めをしてほしいとの旨であった。
「わかったよドクター」
「じゃあ悪いけど早速頼めるかい？」
頷いた立香は、マシュを見る。
先程戦闘したばかりの後輩に、また戦いに連れて行くのは憚れる。
だが、マシュは立香の考えをわかっているかのように盾を持って頷いていた。
「じゃあメンバーは……」
メンバーはオルレアン組、但し気絶中の清姫は待機である。
ロマニとダ・ヴィンチ、特異点Ｆより召喚に応じてくれた四人に見送られ、立香は再びオルレアンへとレイシフトしたのだった。
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翔べないペンギン(プロフ) - ねこみや梓さん» 御指摘ありがとうございます。仰る通り陣地作成ですね、大変失礼いたしました。急ぎ訂正いたします。 (2019年10月18日 17時) (
レス) id: f556686a0b (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - 設定のクラススキルのところ、陣地製作じゃなくて陣地作成じゃないですか？ (2019年10月18日 17時) (レス) id: a8080232a4 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - 山田さん» ご指摘ありがとうございます。確かに、おっしゃる通り一部以上の引用をしてしまっておりましたl。御不快にさせてしまい申し訳ありません。一度話全てを非公開にして話を練り直しいたします。 (2019年8月31日 14時) (レス) id: fa8482574b (このIDを非表示/違反報告)
山田 - FGOの二次創作ガイドラインに目を通していますか？一部引用を超えたシナリオの使用は禁止されています。 (2019年8月31日 13時) (レス) id: 2bb97616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2019年7月28日 19時
