Black Caudal fin 2 (ページ27)

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Ms「まず、私達はこの人間界から新たな仲間を増やすためにリクルーティングをしているヴィランズです。」

あ「ヴィランズ…」

Ms「(名前)さんの世界でいうと海の魔女アースラ様やモルガナ様ですね。」

あ「はい、知っています。」

Ms「次に(名前)さんがここにいる経緯ですけど、まず(名前)さんはここに来る前にモルガナ様の手下になっていたのです。」

あ「私がモルガナの手下に?会ったこともなかったのにどうして…」

Ms「独りだった(名前)さんを放っておけなかったからだと思います。以前、ご自身では拾ってくださったとも言ってましたよ。」

あ「海の魔女にも優しい一面があったのですね…」

Ms「それと、人間の脚を与えたのはアースラ様です。」

あ「やはりそうだったんですね…」

Ms「ざっくりとはしていますが、これがお話ししたかった内容です。…あ！言い忘れていました‼」

あ「まだ何か?」

Ms「はい!(名前)さんはリクルーティングに加えてモデルもしていらっしゃいました」

あ「…モデル？」

Ms「そうです!(名前)さん、p.a.オーシャン・シーマリンさんは覚えていますか?」

あ「シーマリン…えぇ、知っています。何度か面識が」

Ms「それはアトランティカでですよね?」

あ「はい」

Ms「(私達の記憶だけじゃなくて、それ以外の陸の記憶もなくしてらっしゃる…) そのオーシャンさんのように、このヴィランズ界にもデザイナーがいるんです。Ms.ヴィーラという女性なんですけど、(名前)さんはその方にスカウトされてモデルになったんです。」

あ「モデルとしては何をしていたんでしょうか？」

Ms「ファッションショーの開催がハロウィン当日なのでまだ計画段階かと…」

あ「私、これからどうしたら良いのでしょうか?」

Ms「皆さんに会ってみますか?」

あ「皆さん?マルフィさん以外にもいるんですか?」

Ms「はい!おそらく皆さんは大広間にいると思いますけど、行きましょうか?」

あ「はい」