第５０廻 ページ50
確かに、弐上等を殴り飛ばした
だが、壁に何かが激突した音は、２つ響いた
雪菜＞え？
ﾎﾛﾎﾛ＞くっ・・・。
もうひとつの音の方に顔を向けると、そこにはホロホロがいた
壁にはホロホロを中心に、ヒビが入っている
雪菜＞ホロホロくん！？
竜＞ホロホロ！
雪菜〈このキョンシー、他と比べて雰囲気が違う〉
竜＞てめぇ！やりやがったな！
雪菜＞竜さん待って！
止めるのも聞かず、竜が壱上等に突っ込んで行く
壱上等『
竜＞ぐあ！
雪菜＞
壱上等『次は貴様だ！』
雪菜＞！
こちらに向けられた一撃を、なんとか盾で防ぐ
雪菜＞く・・・重っ。
壱上等『ほう？耐えるか。ならば！』
連続して繰り出される攻撃を防ぐが、それが精一杯だ
反撃の隙が見つからない
他のキョンシーより、明らかに強い
そして何より、一撃一撃が重いのだ
防ぐのにも限界がある
雪菜＞きゃあ！
盾ごと蹴り飛ばされ、体が吹き飛ぶ
床に体を強打し、近くで大きな音を響かせながら盾が落ちる
雪菜＞う・・・。
目の前が揺らぎ、力が入らない
頭を打ったらしく、軽い脳震盪を起こしている
壱上等『死ね、小娘』
次の瞬間、閉ざされていた扉が開いた
現れたのは、葉と蓮だ
雪菜＞あ・・・。
葉・蓮＞雪菜！竜！ホロホロ！
壱上等『彼らは油断したのでああなった。今の貴様らのように』
葉・蓮＞！？
目の前で雪菜を見下ろしていたはずの壱上等
しかし一瞬で、葉と蓮の背後に移動した
壱上等『死ね！火箭脚！』
葉＞なに！？
蓮＞火箭脚だと！？これはまさか・・・！
壱上等『洲际導弾脚！』
葉＞白竜と同じ導弾道！
蓮＞こいつ、一体・・・！？
まん太＞そんなの決まってるじゃないか。
葉＞まん太、無事だったか！
まん太＞導弾道を使えるのはこの世でただひとり、李白竜だけ。もし、白竜以外にいるとしたら考えられるのはただひとり。導弾道のルーツとなった鋭銃拳の使い手。そして白竜の師匠、あの沙門だよ！
葉＞まさか・・・沙門は前にオイラが憑依合体して戦った、あのじいさんだろ。確か９６歳まで生きて、ヨボヨボだったじゃないか。
壱上等『フハハ。貴様は我ら五福星隊の恐怖を、何もわかっておらん。見た者の精神と肉体を、一瞬で破壊する我らの力を』
蓮＞なるほど。五福星隊は優れた死体を元に、極限まで改造されたキョンシー軍団。若い肉体に取り換えるくらいわけはない。
葉＞そんな・・・。
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サヤノ - 今度は葉と蓮の対戦に備えて休み休みに頑張ってください。 (2021年6月23日 7時) (
レス) id: 83edd54df0 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来れば……持ち霊さん、紹介したほうが良いのですが、女版アーサー王物語の女騎士がすごいですが、どんなにオーバーソウルの修行したか気になります。 (2021年6月19日 9時) (レス) id: 83edd54df0 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年6月17日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2021年6月9日 4時
