第２８廻 ページ28
葉＞雪菜が・・・？
雪菜＞・・・はい。
彼女が一度死んだ事
彼女が自身の、母親の死の原因を作った事
どれもが意外な事で、驚きから言葉が出なくなる
雪菜＞・・・・・私の母 白城美雪さんは、巫力を使って治癒する能力を持っていました。そして、蘇生する能力も・・・併せ持っていました。
まん太＞そ、蘇生って・・・まさか・・・。
言いながら思い浮かべるのは、ネクロマンサーのファウスト�疾�
雪菜＞あ、違いますよ。あんなのと一緒にしないでくださいね？母とファウスト�疾い箸任蓮�太陽と亀ですから。
まん太＞月とスッポン！それ月とスッポンですから！間違えてますよ先輩！
雪菜＞あれ？
キョトンと小首を傾げる雪菜
そのすぐあとに、ハッとしたような顔をする
間違いに気付いたらしい
葉＞ウエッヘッヘ。雪菜でも間違えるんだな〜。
雪菜＞あう・・・。
アンナ＞で、その蘇生能力であんたは生き返った。そういう事かしら？
雪菜＞・・・・・はい。本来なら、母が死ぬ事はないのですが・・・あの時は母も瀕死の重傷を負っていて、蘇生能力はおろか、巫力そのものを使う事すら許されない状態でした。なのに、母は・・・自らの命と引き換えに、私を蘇生したんです。
葉＞・・・。
雪菜＞イギリスでは、私が一度死んだ事が知れ渡ってしまいました。同じシャーマンの人達は、理解がありましたが・・・そうでない人達は、私を悪魔や魔女と呼びました。イギリスにいられなくなった私は、日本に来たんです。
まん太＞そうだったんだ・・・。
雪菜＞・・・・・また、そうなるんじゃないかと・・・怖いんです。シャーマンの人達にとっては、理解できる話かもしれません。でも蘇生能力なんて、本来はシャーマンでも理解し難い・・・一部の人だけなんです、シャーマンでも。シルバさん達、パッチ族の方々がそうです。
葉＞・・・なぁ雪菜。死んだ時って、どんなだったんだ？
まん太＞ちょ、葉くん！？
雪菜＞・・・何も、ありませんでした。深い暗闇と、虚無だけです。私は長い間、死に触れていました。蘇生されたとは言っても、目覚めたのは１ヶ月近くあとだったので。
まん太＞そんなに！？
雪菜＞自分がどこにいるのか。上も下も、右も左もわからず。私はただ、何も無くて何も見えないそこに、ひとりでいたんです。
葉＞オイラもそう思ったな〜。
雪菜＞え？
葉＞オイラ、出雲でヨミの穴に入って修行して来たんよ。
雪菜＞・・・え？・・・えぇ！？ヨミの穴ですか！？
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サヤノ - 今度は葉と蓮の対戦に備えて休み休みに頑張ってください。 (2021年6月23日 7時) (
レス) id: 83edd54df0 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来れば……持ち霊さん、紹介したほうが良いのですが、女版アーサー王物語の女騎士がすごいですが、どんなにオーバーソウルの修行したか気になります。 (2021年6月19日 9時) (レス) id: 83edd54df0 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年6月17日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2021年6月9日 4時
