第１５廻 ページ15
まん太＞葉くん・・・。
葉＞待ってろ。今すぐそこまで行ってやるからな、まん太！
ﾌｧｳｽﾄ＞フフフフ、無駄だよ。葉くんは動けない。いくら・・・ん？
何かが大きく風を切る音が、近付いてくるのに気付いた
そちらを振り返ると、白銀の何かが勢いよく回転しながら迫ってきている
ﾌｧｳｽﾄ＞なっ！？
反射的に立ち上がったファウスト�疾�
だがぶつかる前に、白銀のそれを色白の手が掴んだ
紫色の衣服と、長く綺麗な茶髪をなびかせ
ﾌｧｳｽﾄ＞！？
白銀のそれを下から振り上げ、ファウスト�疾い魏イ衄瑤个靴�
よく見ると、髪は赤みがかった茶色だった
そして聞こえてきたのは、ここ最近よく聞く彼女の声−−
雪菜＞退いていなさい、ファウスト�疾ぁ�
葉＞あ・・・。
まん太＞し・・・白城、先輩・・・？
等身よりも少し大きな、白銀の−−よく見ると、それは盾だ
腰に下げた剣
それはまるで、騎士を思わせるような様だった
雪菜＞ごめんなさい。私が遅れたせいで、こんな目に遭わせてしまって。
まん太＞先輩のせいじゃないですよ。ハハ、それにしてもヒドい姿ですね。こんな格好で死んでくなんて・・・。
雪菜＞バカな事言わないでください。あなたが死んだら私は・・・あなたを持霊にするしかないじゃないですか。
まん太＞んなバカな！しまった、ついツッコミを・・・あう・・・。
雪菜＞それだけ騒げれば、もう少しくらいなら大丈夫そうですね。なるべく早く医者のところへ連れて行きたいですが・・・。
葉〈オイラ、ちょっとカッコいいと思っちまったじゃないか・・・〉
柔らかな笑みを浮かべて見せる雪菜に、葉は少し肩を落としたんだとか
ﾌｧｳｽﾄ＞医者なら、ここにいるじゃないか。しかし、いきなり現れて殴りつけるとは、あんまりじゃないかな。盾持ちのお嬢さん。
雪菜＞・・・いきなり人の体にメスを入れる方が、あんまりじゃないかと思いますけどね。
持って来ていた手拭いを、まん太の開かれた腹を覆うように巻いてやる
立ち上がると、まん太を庇うように盾を地面に突き立てた
シルバ＞雪菜ちゃん！なぜここに！？
雪菜＞来るのが遅いですよ、シルバさん。十祭司のお仕事サボって、どこで油売ってたんですか？
シルバ＞きみは来るなと言ったはずだ！
雪菜＞観戦に来るなとは言われましたが、戦いに来るなとは言われていませんので。
シルバ＞く・・・！
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サヤノ - 今度は葉と蓮の対戦に備えて休み休みに頑張ってください。 (2021年6月23日 7時) (
レス) id: 83edd54df0 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来れば……持ち霊さん、紹介したほうが良いのですが、女版アーサー王物語の女騎士がすごいですが、どんなにオーバーソウルの修行したか気になります。 (2021年6月19日 9時) (レス) id: 83edd54df0 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年6月17日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2021年6月9日 4時
