第１廻 ページ1
女子＞おはよー。
男子＞おっす！
校門で聞こえる挨拶達を素通りして、校舎に向かう少女の背中
そこへ
女子＞おはよう
雪菜＞おはようございます。
白城
私立森羅学園中等部に通う３年生
赤みがかった長い茶髪と青い瞳が特徴的な、イギリスからの帰国子女
イギリス人の父親と日本人の母親との間に生まれた
女子＞ねぇ、数学の課題やった？
雪菜＞はい、勿論。
女子＞全部わかった？
雪菜＞はい。
女子＞お願い！教えて！
女子＞あたしも！
雪菜＞はい、構いませんよ。
年上は勿論、同級生や年下にでさえ敬語で話す癖がある
成績優秀で運動神経もいい
物語に必ずひとりはいるであろう、天才というやつだった
天然で鈍いところを除けばだが・・・
雪菜＞あ。
そんな彼女が、目の前に小さな見知った背中を見つけた
遠近法で小さいわけではなく、実際に小さいのだが
クラスメイトの女子達から離れると、彼の背中に声をかける
雪菜＞小山田くん、おはようございます。
振り返ったのは、同じ塾に通っていた小山田まん太
通っていたと過去形なのは、雪菜がその塾を辞めてしまったから
彼は中等部１年で、２年下の後輩でもある
まん太＞あ、白城先輩・・・おはようございます。
雪菜＞どうしたんですか、その怪我？
片腕は首から三角布で吊り下げ、頭には包帯が巻かれている
他にも治療痕がある
まん太＞・・・。
雪菜＞小山田くん？
まん太＞・・・実は。
話し難そうに言葉を切り出したまん太
塾の帰り道、遅くなってしまったので近道をしようと墓場を通った
そこで、幽霊達と戯れる少年と出逢った
少年は翌日に同じクラスに転校してきた
麻倉葉−−
墓場での事をクラスメイトに話しても信じてもらえず
麻倉葉に確認をしても「幽霊なんているわけない」と最初は否定された
だが彼は面倒くさがりで、自身が“シャーマン”だと知られるのが嫌だったのだとか
また墓場に行ったまん太は、偶然にもそこを溜まり場にしていた不良高校生達に出会した
リーダーは「木刀の竜」の通り名を持つ、梅宮竜之介
彼らにボコボコにされてしまい、今のような状態になってしまったと
雪菜＞なるほど・・・。
少し何かを考えていた様子だが、突然くるりと背中を向けられた
まん太＞先輩？
雪菜＞ちょっと行ってきますね。
まん太＞行くって？
雪菜＞その木刀の竜さんとやらのとこですよ。お礼参りです♪
まん太＞えぇ！？
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤノ - 今度は葉と蓮の対戦に備えて休み休みに頑張ってください。 (2021年6月23日 7時) (
レス) id: 83edd54df0 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来れば……持ち霊さん、紹介したほうが良いのですが、女版アーサー王物語の女騎士がすごいですが、どんなにオーバーソウルの修行したか気になります。 (2021年6月19日 9時) (レス) id: 83edd54df0 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年6月17日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2021年6月9日 4時
