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「見たところ、お二人も親友？」
「「違います。」」
『私は仲良し疑惑持ってるけどね。』
「「断固拒否。」」
「まー、殿方って素直じゃないのねぇ。」
微笑ましげに笑う女性陣の視線に居心地悪そうな顔をした鬼灯と白澤はそれぞれ馬頭と牛頭に向き直った。
「…さっさと蹄もらって戻りましょう。」
「僕も角もらいに来たんだ…。」
「なーんだ、そうなの？」
ようやく本来の目的を果たした二人はまた来てねー、と手を振る牛頭馬頭に見送られて各々帰路についた。
「またね、Aちゃん！今度は二人っきりで会おうねー！」
「お断りします。」
「だからお前に言ってねぇよ！！」
『鬼灯、社交辞令くらい使ってあげなよ。』
「結局断るんだ！？」
さらりと漏れたAの本音に意気消沈した白澤は肩を落としたまま桃太郎を引き連れて天国へと帰って行った。
花街へ行くという話はいいのだろうか。
折角だからと鬼灯とシロとともに閻魔殿に帰ってきたA。そのまま二人についていくと、やってきたのは様々な拷問の実験を行う研究部屋のような場所だった。こういった部屋は閻魔殿内にいくつかあり、獄卒は自由に使うことができるのだ。ちなみに鬼灯のお気に入りスポットの一つである。
「あとは地獄の蜘蛛を一匹……さて出来ました、天罰鍋。罪を犯しても天網恢恢。」
『また作ってたの？それ。』
「少し改良案を思い付いたので試してみようかと。」
『別に構わないけど、ちゃんと使いきるんだよ。』
「大丈夫です。今日も活きのいい亡者が何人か落ちましたので。」
「ねぇ鬼灯様！これは食べさせるもの？」
「食わせて良し、落として良し。触れたところから焼けただれていくのでどちらもかなりの苦痛を伴います。」
「「「うへぇ…。」」」
『臭いもすごいから精神的にもキツいよね。』
確かに強烈な悪臭もあって桃太郎ブラザーズは引き気味だが、Aはいつものことだと苦笑を漏らすだけだった。
「それにしても今日はイタイ奴に会いました。……また無駄にAさんに絡みやがって。」
『あの人は昔からああでしょ。今更だよ。むしろ一々反応してると疲れる。』
「……それは分かってるんですがね。」
分かってはいるが、Aが関わるとどうにも理性がきかない。そんなモヤモヤした鬼灯の心中を察しているのかいないのか、Aはクスクスと楽しそうに笑うばかりだ。
その様子を見て鬼灯はまた一つ大きな溜息を吐いた。
「あいつ、いつか絞めましょう」
虫除けは徹底的に。
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星の桜(プロフ) - 更新待ってました...！！！有り難う御座います( ；∀；)作者様のペースで！ゆっくりで！待ってます！！！ (2019年8月5日 12時) (
レス) id: 847ebd8ac8 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 最高でした！何度も読ませて頂いています！7回目ですかね…← まっ、それは置いといて、とっても面白かったです！更新頑張って下さい。応援してます！笑いや、イチャイチャ場面ご馳走様でした！鬼灯様可愛い…！！神作品ですね…文才寄越せ下さi(殴 (2018年8月28日 2時) (レス) id: d83bdf162b (このIDを非表示/違反報告)
あーみ(プロフ) - 面白くて何回も読ませてもらってます！更新楽しみにしてます♪がんばってください(≧▽≦) (2018年8月13日 9時) (レス) id: eacb75658f (このIDを非表示/違反報告)
かりん糖（笑） - 面白い！更新応援してます！ (2018年5月26日 13時) (レス) id: 9e16e8366e (このIDを非表示/違反報告)
男にならざる物(プロフ) - 初めまして今日はじめて読ませていただいたのですがとても面白いですね。最近アニメを見始めてにわかですが楽しみに夢小説を楽しみにさせて頂いておりますそして気長に更新を待たせていだだきますこれからも頑張って更新して頂けると私も嬉しいです！ (2018年5月14日 14時) (レス) id: 234f9e8ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪 | 作成日時：2018年5月13日 20時
