SZの最年長は女の子。３

酔っ払い４ ページ41

Aサイド


酔っ払いの中島さん。どうにかして…泣


「早く乗ってってば！」


健人「やだ！」



「はぁ…」



駄々をこねて全然車に乗ってくれない。
平田さんは先に帰ることを伝えに行ってしまって駐車場には2人きり。

デカい子供と戦うわたし。←



「おいでよー。ほら、おいで？」


優しく言って腕を引っ張っても
乗らない。


健人「乗らないからね！！」


「じゃあどうするの？
もうずっとそこにいなよ！
誰も迎えに来ないよ？」



健人「やだ！やだ！」



「でしょ？なら早く乗って！
平田さん来たら怒られて終わりだよ！」



健人「俺はぁ！Aちゃんの横がいいの！」



「うん。じゃあ横に乗ってあげるから。
あ、先に乗る？」


健人「…先に乗る〜」



おい、乗るんかい！！←
今までのは何だったの！



マジで健人に振り回されてる…


「はぁ〜。疲れた…」


健人「疲れたの…大丈夫？
Aちゃん大丈夫…？」


「そのちゃん付けやめてよ。笑」


顔をしゅんとさせて子犬みたいに見つめてくるからおもわず笑ってしまった。

感情の起伏激しすぎか。笑



健人「ねむい…」



「寝れば？」


ほんっと自由な奴…
健人は酔ったら結構面倒くさい系ね…←


するとわたしの膝に頭を乗せて来た。


「いや、そうやって寝ろとは言ってないけどね？笑」



健人「んー。眠い」



どれくらい車に揺られたのか。
いつの間にか眠っていたらしく見慣れた光景が広がっていた。

もうすぐ家か…

相変わらず膝枕で爆睡する健人。
足痺れてる……


平田「大丈夫かー？」



「うーん。
明日の仕事休みたいくらいな感じだね。」


平田「お前も結構飲んだか。
でも酒強い方だよな？」


「いや。結構気分悪いよ、今。」


健人「んん…んん…」


「健人ー。あたし先帰るから起きてー」


トントンするとめっちゃしかめっ面で
目を覚ました健人。


「起きて。」


健人「き…気持ち悪い…」


「！？まじ！？」


気持ち悪い！？！？
頼むから車では吐かないで！
きっと明日もこの車でお迎えだもん！←



平田「大丈夫かー？ってもう着くけど。」


「吐きそうなの？気持ち悪いだけ？」



健人「はく……」


うえっ！吐く！？
これはやばいやつ！！


「とりあえずうちの家まで我慢して！」

健人を必死に励まして車は到着。


平田「とりあえず降ろして
お前ん家のトイレ！！」


「わかってる！行くよ！」

平田さんと急いで車から降ろす。

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