SZの最年長は女の子。３

大好き１ ページ34

かなさんリクエスト。

ーー岩橋家


風磨「なぁー。」


「…………」


風磨「なぁって。聞いてんのか
ばーか！ばーか！ばーか！ばーk…」



「うるさい。静かにして。」



風磨「ふぅ〜ん…
俺つまんないんですけどー。」



そう。せっかく俺が来ているのに
課題ばっかやってるA。



「…………」


しかも俺の話全然聞いてくれないし。



風磨「俺！つまんないんですけど！！」



「うるさいって。
そこの漫画でも見なよ。」



風磨「見ない。
ねー！俺暇だって！！！」



「はぁ……どうやったら静かにできるの？」



風磨「…Aが…チューしてくれたら黙る。」



「聞いたこっちが馬鹿だったわ。」



風磨「ちゅーして。」



「……しない。」



風磨「やだ。ちゅーしてくれないとやだ。
やだやだやだー！」←



「…………」


むう。こうなったら強行手段。



風磨「ねー。」


Aの後ろに回ってぎゅっと抱きしめた。
んー。いい匂い……安心する匂い…←


「…………」


まぁね。
それだけじゃ動じないのはわかってますよ。




……ちゅっ



後ろからほっぺにちゅー。



「……」



あれ。あれれれ。おっかしいなぁ。

こうなったら数で勝負するしか。



ちゅっ…ちゅっ……ちゅっ



「……んふっ。笑
もー！うざいからぁ！」



風磨「…やっとこっち見た。」




「……っ…ちゅーばっかしないで！
まじで明日までなんだって。」


本気でそう言われたからこっちもそれ以上言えなくなった。

……俺より課題かよ。くっそー。


…

……さみし。


パラパラと近くにあった参考書を手に取る。
専攻してる分野がまったく違うから
見たところでわけわかんねーけど。


「風磨。」


とっさに名前を呼ばれて顔を横に向けた。




……ちゅっ



風磨「ぇ………」



今Aから、キス、された…？

びっくりしてAを見ると
顔を真っ赤にして俯いていて。


「…………」


風磨「お前…」



「あたしだって…風磨と一緒にいたいよ。
気持ちは風磨と一緒だから。」



風磨「……」


そんなこと言われたら……


風磨「Aー！！」


ガバッ！！


「ぅ！ぐはっっ！！」


風磨「なんだよ〜！！
なんでそんな可愛い事言うの！？」←


あんまりにも可愛い事言うから
ぎゅうっと抱きついた。


「……はかどらないからどいて。」


風磨「そんな事言っちゃって〜！！」


可愛い一言に満足した俺は
後ろから抱きついてずーっとニヤついていた。←

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