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「この
リボルバーは落下の衝撃に弱ぇから……
もしかしたらシリンダーストップが破損してんじゃね？」
「いい加減なこと抜かすな！さっさと撃て！」
「……松田、その銃貸して」
「ああ？」
その発言が少し気になって、自分の銃を差し出す代わりに、松田からそれを受け取る。
グリップを握って、先程と同じように構える。
「………なんか変だ」
どこか、妙な違和感を感じる。
握り心地が悪いというか、そんな気味悪さだ。
「だろ？だから……」
「えっ」
銃を片手にしゃがみこんだかと思うと
次の瞬間、そのハンドガンは見る影もなくバラバラに分解されていた。
「……！？…？？！」
あまりの出来事に頭が追いつかず、2度、3度と松田と分解された銃を見返す。
……分解！？銃を！！？しかも備品の！！？
「な、何して……」
「あーーーやっぱシリンダーストップいっちゃってたわ！バレルとシリンダーの軸線もズレてたし、これじゃー当たらねぇぜ……」
「松田ァ！？」
教官の怒号が飛ぶ。
そりゃそうだ。銃を分解するやつなんて初めて見た。
……確かに、油を指したり手入れをするのに分解することはあるが、ここまでバラバラなのは初めて見た。
「あちゃーー…またやっちゃったか……｣
「また？」
萩原の発言に疑問が浮かぶ。
「陣平ちゃんは分解魔！ガキのころから何でもかんでも分解しなきゃ気が済まねぇんだよ！
その分、メカには詳しいんだけどな！爆弾とか特に……」
そういえばこの2人、幼なじみだったな。
でも独学で爆弾まで行くか？
「拳銃訓練は中止だ中止！全員装備返却！
松田はそこに立ってろ！！」
今日1番とも言える、教官の怒号に耳を塞ぎながら
Aはまた、ため息をついた。
(……とんでもないやつと同期になったな)
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しゃ〜け(プロフ) - 早桃さん» 早桃さん、コメントありがとうございます〜！！！面白行っていただけてもうめちゃくちゃ嬉しいです！！頑張って更新していくので、今後も是非よろしくお願いします〜！！ (2022年12月27日 1時) (
レス) id: 8454d3df8d (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - すっごい好きな作品です！面白い！これからも無理せずに更新頑張って下さいね！応援してますぅぅぅ！ (2022年12月26日 12時) (レス) @page37 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃ〜け | 作成日時：2022年12月19日 2時
