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「ついでに言うとまだ19、年末に20だな」

定食を食べ終え、食器に手を合わせる。

「そうなんだ……オレ、全然年下って気づかなかったや」

「よく言われる、まあもう成人前だし」

「一旦、片付けてくる」と言ってトレーを持って席を立つ。

Aのその背中を見送った3人は、顔を見合せた。

「そっか…未成年だったんだ…」

「頭もいいし、器用だし……あれで年下なんて想像つかないよ、ゼロはいつから知ってたの?」

「少し前に、新宮から海外にいた時の話を聞いた時だよ」

ゼロは箸を動かしながら、思い返すようにそう答えた。

「へぇー、新宮さん海外に居たのか」

「その話は割と聞くなあ……

でも、海外ってどこなんだろ」

「さあ……僕もそこまで知らないな……」

萩原の疑問に、3人で首を傾げる。

「……なんかさあ、せっかく仲良くなれた同期の子なのに、俺ら全然Aちゃんについて知らないね」

「そうだな……自分のことを話したがらないというか……」

「話すのを忘れてるって感じだよね」

ヒロの言葉に、うんうんと頷く。

「これは……なんとしてでもAちゃんを合コンに連れ出して、もっと仲良くならなきゃねぇ……」

どこかいたずらっ子のような笑みを見せる萩原に

「賛成」

「オレも気になるな」

迷うことなく、2人は同意した。
と、そこに食器を片付け終わり、片手にパックの野菜ジュースを持ったAが戻ってくる。

「えっ……何、なんかあった……?」

3人のにこやかな笑顔に、ちょっと引き気味にAは席に座り直した。

「じゃあAちゃんも予定ないし!週末は、18時半くらいに、駅の近くにあるのんべえって居酒屋集合ね〜!」

「…なんか知らない間に話進めた?」

「私は行かない」とでも言わんばかりに怪訝そうな表情のAに、また3人は顔を見合わせると

「えーっ!でも皆Aちゃんにも来て欲しいな〜って言ってるよ?」

「飲み物とかも、ソフトドリンクとかで大丈夫だし!」


「僕らも、新宮が来てくれると嬉しいしな!



それとも……僕らと一緒じゃ……ダメ?」

頬杖を付きながら、困ったように寂しそうな柔らかい笑みを浮かべるゼロ。

彼女は一瞬唖然として目を見開いたが、やがて大きくため息をつくと


「……いいよ、わかった」


降参するように微笑んだ。

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しゃ〜け(プロフ) - 早桃さん» 早桃さん、コメントありがとうございます〜!!!面白行っていただけてもうめちゃくちゃ嬉しいです!!頑張って更新していくので、今後も是非よろしくお願いします〜!! (2022年12月27日 1時) (レス) id: 8454d3df8d (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - すっごい好きな作品です!面白い!これからも無理せずに更新頑張って下さいね!応援してますぅぅぅ! (2022年12月26日 12時) (レス) @page37 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃ〜け | 作成日時:2022年12月19日 2時

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