脱お父さん計画！2

Ep.96 ページ48

夕飯も食べ終わって就寝まで自由時間を貰った私たち


自主練をする人もいれば、恋バナをする人もいる


私はお風呂上がりに外のベンチでゆっくりよ風に当たりながら


都会の空を見ていた。都会って言っても郊外だけど←



『都会は星が全く見えないなー』



澤「Aここに居たのかー」



『あ、大地ーお疲れ様！ねえ見て、全然星見えない。』



澤「おう、お疲れ。ホントだな、
結構夜でも明るいもんなこっちは。」



大地はそう言いながら私の座る横に腰掛けた。


お互いそれから数分くらい無言でいたけど


大地との無言は気まずくないし寧ろこの空間が心地いい


ちょっと風が吹いてお風呂上がりの私が少し震えると


大地はさりげなく着ていたジャージを脱いで私に掛けてくれた



澤「Aさ、風呂上がりなんだろ？
なんで薄着できたんだよ、夏とはいえ風邪ひくぞ。」



『こっちの方は夜でもめちゃくちゃ暑いと思って
上着1枚も持ってきてないです笑』



澤「バカ笑 それ貸すから使ってていいぞ。
Aには大分デカいけどー」



『何？大地まで私の低身長を馬鹿にするの？
どうせ腕も足も短いですよーだ！』



澤「馬鹿にしてないって、
Aが小さいなんて昔から知ってるし今更笑」



『大地がどんどん大きくなるんだもんー』



澤「成長期だからなー。
でもさ、小さいからこそできることもあるんだぞ」



大地は私を足の間に座らせて後ろから抱きついてきた。


私の体を少しキツめにギューってして


少し肌寒かったけど背中からじんわり暖かくなった。



澤「小さくなかったらできないべ？こんなこと。」



『ふふ、そうね。小さくていいかも〜笑』



澤「だろ。お、流れ星。」



『え！？嘘！！！！！』



澤「嘘 笑」



『ちょっとー！』



大地としばらくの間外のベンチで話して


就寝ギリギリまで一緒にいて2人ともそれぞれ弄られた


のは黙っておこう笑

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