脱お父さん計画！2 (ページ44)

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Ep.92 ページ44

東京の強豪校が集まってるとはいえ

宮城の古豪である烏野は大きく差がありすぎてる。

試合をすれば負けて、何回も何回もペナルティでフライング

試合風景を見て考察してる感じでは変人速攻

の様な目立つ技を出してる訳では無い。

『何がダメなんだろうか．．．』

武「今はダメダメでもこれから強くなればいいんですよ」

『この合宿でなにか掴めればいいんですけどー』

清「Aー。仁花ちゃんとドリンク作ってきて」

『はいさー！！』

私は仁花ちゃんと一緒に粉とスクイズを持って

外の手洗い場に行った。

ここってば敷地が広すぎて手洗い場すら遠いんだよね！

土地があるっていいね！(誰)

仁「先輩デートどうでしたか？服褒めてくれましたか？」

『楽しかったよ！大地褒めるとか言い慣れて無さすぎて
最初ずっと無言だったから機嫌悪いのかと思ったよ笑』

仁「なんか澤村先輩っぽいですね笑あ、先輩程
澤村先輩の事詳しくないのでそんな、えーっと汗」

『そんな焦らなくても笑
仁花ちゃんは彼氏欲しいとか思わないの？』

まだ1度も思ったことないですなんて照れてる

仁花ちゃんはとっても女の子らしくて可愛かった

仁花ちゃんうちの部メンにビビってるとこ

しか見たことないもんなー

山口くんあたりはきっと仁花ちゃんに

少なからず好意はあるんだろうなー

まあ仁花ちゃん可愛いし！私は好き！

仁「先輩凄い烏滸がましいんですけど
馴れ初め聞きたいです！」

『馴れ初めかー。私達が幼馴染なのは聞いたかな？』

仁「はい！菅原先輩が言ってたのを耳にしました！」

『私がずーっと大地のこと昔から好きでね……ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ』

仁花ちゃんは凄い純愛ですね、小説みたい

なんて目を輝かせて聞いてくれた

なんか人にこうやって馴れ初め話すの初めてだなー

黒「ほーう。それが澤村くんとの馴れ初めねー」

『げ。なんでここにいるの、練習は？』

黒「俺のとこは余って休憩中〜そこの嬢ちゃん新入り？」

仁花ちゃんはこのとーっても大きいトサカ……黒尾くんを

目にして驚いたのか私の後ろに隠れてしまった。

いや、まずニヤニヤして見るから

仁花ちゃんビビってるんだよ？

黒「なんか聞いた感じ澤村くんって奥手っぽいよねー」

『そこが大地のいいとこなんです！
仁花ちゃんドリンク持っててあげて』

仁「は、はひ！」

いや、走らなくていいよ仁花ちゃん汗汗