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Ep.68 ページ20

澤村大地side



俺は菓子を食いながらさっきの続きから手を動かし始めた。


あーここ俺苦手なんだよな


ここAにどうやって教えるかなーとか考えていると



『大地ー大好きだよー』


澤「おう。俺もAの事好きだぞー」



Aは唐突に好きだ


なんて言うからもちろん内心照れているわけであって


けど反応伺ってるんだろうな何て思った俺は


ちょっと意地悪したくなって、ニヤける顔も我慢して


Aの方を見ずに"俺も"と返した。



『ちぇー冷たいなーでのそんなとこも好きー笑』



マジで照れるからやめて欲しい。


けどまたこの流れ的にAは勉強したくないんだろう笑


昔からこういうところ変わんないんだよな



澤「そうかー。そうやって言い続けてサボるつもりか?」



『ギクッ...ち、違うもん。ただ言いたかったから。』



澤「じゃあなんでノート閉じてるんだ?」



『いやー...ハハ』



本当に嘘つくの下手だよなー笑


そういう素直なところ嫌いじゃないけどな


まーでも本格的にそろそろ怒らないと補習になって


デートも遠征も無しになるからな...


それは俺的にも困る。



澤「ちょっとここ座んなさい。」


Aは苦手なことに対してスイッチが入るのが遅い

それをしっかり分かってるからこそ俺がそのスイッチを

押さないと頑張ってくれない。

もし俺がいなかったらどうするんだよ、なんて思ったり


澤「あのさ。赤点取ったら補習で練習遠征も
デートも行けなくなるんだぞ?分かってるか?」



『分かってるよ...』



澤「Aが勉強嫌いなのは昔から知ってる。
寧ろAのことで知らない事無いくらいだべ」



本当に俺はお前のことならなんでも知ってるんだぞ。

そこら辺の男子よりAと過ごした時間は

俺のが長いんだからな?

Aも俺の事知ってるだろ?何をしたら喜ぶとかさ

あんなにも直球で好きなんて言われたら俺だって嬉しい。



澤「俺だってさ正直集中力なんか切れてるよ。
好きな奴が同じ空間に居て"好き"とか言われて
もっと集中力なんて切れたよ、
けどさ部活と一緒で目の前のことをまず
どうにかしないと先には進めないんだぞ?
俺はAとのデート楽しみにしてたんだけどさ
Aは違うのか?補習なんかで全部無しにしたいのか?」


『ううん...やだ。大地とデートしたい。』



なんて俺に抱きついて言ってきた。


ホントこいつは...

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設定タグ:ハイキュー!! , 澤村大地 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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ビト(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます。修正しました! (2020年11月3日 7時) (レス) id: 8b26d55bc1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 40ページ 形 ではなく 肩 ではないでしょうか? (2020年11月3日 6時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ビト | 作成日時:2020年10月7日 10時

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