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Ep.59 ページ11

試合から少し経って


それぞれ悔しい思いや次に向かっての目標を立てたり


悶々とした夏を迎えていた。


あれから大地も私もよく考えた


大地は知らないうちに違う道も考えていたみたいだ。



澤「俺はここで退いた方がいいと思っている。」



旭「『え。』」



あの日言ってたことは?


お礼って言って"俺とバレー部まだ残ろう"って言ったよね。



澤「春高で3年が出られるってなって、
絶対最後まで残って東京いって戦ってやるって思ってた
でも…1,2年見てたら少しでも早く部を
明け渡した方がいいんじゃないかって…」


大地が珍しく長々と浸って喋ってると


スガが途中で割り込んだ。



菅「大地。それって本音?」



確かにそれ気になる。


あの日私と約束したことは嘘だったのか?


でも大地はそんな人じゃない...



菅「確かに大地は主将っていう重い立場だけど
自分を完全に殺す必要は無いんじゃねーの。
最後くらい好きにやったっていいんじゃねーの?」



『私は前言った通り最後まで残るから!』



菅「1,2年に出てってくださいって
言われたらその時考える!
いくら大地と旭が居なくてもな!」



『私も!!』



東「お、俺は昨日残るって言ったべよ〜
元々進学希望じゃないし、出てけって言われたら凹む…」



こんな時もヘタレだなー旭はなんて思いながら


すこし苦笑いをした笑



『大地…本当はどうなの?あの時の事嘘なの....』



澤「俺は!俺だって...まだやりてーよ。
お前らとバレーしてえ!!」



大地はいつも頼もしい顔を崩してそう言った。


私たちはその言葉を聞いて安心した。



『大地居なかったら私寂しいよ。』



菅「ほらーAだってそう言ってる事だしー笑」



東「俺も大地いないと何かなー」



澤「お前らごめんな...弱み見せちまって。」



『大地はいつも気張りすぎなんだよお父さん笑』



私は少し茶化しながら手を握ると微笑んで握り返してくれた


私は心の中で勝手にキャーキャー騒いでたら



菅「どさくさに紛れてイチャついてんじゃねーぞー。」



東「なんか見てるこっちが恥ずかしいよ笑」



菅「付き合いたてのクセに何この熟年感。」



澤「一緒にいる期間は誰よりも長いからな笑」



『ふふーん笑 さあ、部を追い出されるまで
厚かましく残ってやろうじゃないの!』


なんて3人とも元気が出るように声を大にして言った。


そういえば潔子はどうするんだろうか

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設定タグ:ハイキュー!! , 澤村大地 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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ビト(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます。修正しました! (2020年11月3日 7時) (レス) id: 8b26d55bc1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 40ページ 形 ではなく 肩 ではないでしょうか? (2020年11月3日 6時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ビト | 作成日時:2020年10月7日 10時

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