脱お父さん計画！2 (ページ1)

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Ep.49 ページ1

澤村大地side

突然Aが怒り始めずっと避けられている。

更衣室の前で少し待ってみたけど、一瞬目が合っただけで

すぐあからさまにそらされた。

というか目が合ったのも睨まれたんだがな．．．

Aに声をかけようとすると先に清水に呼ばれた。

清「澤村ちょっといい。」

その隙にAは早足でバスの方へ向かっていった。

清「澤村さ、いい加減自分の気持ちにも
Aの気持ちにも気づいたら？」

澤「は？」

清「どうせAが怒ってる理由も分かんないんでしょ。」

澤「それを聞こうと思って来たんだが。」

清「ああいうのは聞くと余計にこじれるよ。
このままAと仲悪いままでよくないと思うなら
早く気づく事ね。」

澤「Aから聞いて清水は理由がわかったのか？」

清「当たり前じゃない私はそんなに鈍感じゃないもの。」

澤「鈍感って．．．」

清水に正直Aの事どう思っているのか聞かれた。

正直最近は幼馴染という感じには見えていない

かと言って恋愛的に好きなのか？と聞かれたら

分からない。俺は好きな人とかいた事ないし。

でもAがスガや旭と話してるとムカつくところはある。

清「澤村の中でもう答え出てるんじゃないの？」

澤「答えね．．．これが正しいのか謎だけどな。」

清「Aがなんで怒ってるかはヒント出してあげる。
東峰と菅原よ。それだけしか教えない。」

旭とスガ．．．あーそういうことか。

怒った理由はあれか。

今考えるとAはずっと俺を好きでいてくれた

俺はいつまでもそれに甘えてたんだと思う．．．

俺も散々周りに聞かれて気付かないふりしてきたけど

あー俺Aのこと好きなんだ。

旭とスガに嫉妬するくらい好きなんだな。

澤「俺試合前にちゃんと話すわ。」

清「そうね、早くAと
仲直りしてくっついちゃいなさい。」

澤「あれだけ怒らせてたら
今更気づいたって言っても振られそうだけどな」

清「はぁ．．．澤村。もういいわ。
早くバス乗っちゃうわよ。」

清水はまた深いため息をついて呆れた顔をした。

また俺はなんか変なことでも言ったのか？と思った。

烏「キャプテン早く乗れ！」

澤「あ、すみません！」