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朝の鐘がなってみんながゾロゾロ入ってくる。
そんな中、私が見つめるのはただ1人。
(今日も金髪かっこいいなぁ……)
やっぱりみんなに手を振りながら席に向かう王子の後ろをただひたすらについていってる。
?「おはよう!!さくらちゃん♡♡
今日も可愛いねっ!!」
さくら「何。ほんとうるさい、健人。」
そう。その王子というのが中島健人。そして彼は何故か私の隣の席。
始め、この席になった時「もうほんと最悪の席。THE☆えんど♪」って思ったんだよね……
でも………………
健人「ねぇ!!ちょっときいたぁ?!さくらちゃん、めっちゃ塩なんだけど〜!!」
と、斜め後ろを向いて健人が話し始める。
健人が話し始めると「ん…」って後ろから聞こえる声。
そんな声にすら、私の心臓はバクバクしてしまう。
?「まあ、仕方ねーだろ笑。お前いっつもうるさいもん。」
と、ふはって笑いながら言う後ろの人。
(あーやばいやばい。声かわいい無理好き)
なんて思っているとトントンと肩を叩かれる。
後ろを向くと目の前に広がる大好きな人の顔。
もちもちそうな白いほっぺたにポッテリとした可愛い唇。極めつけに笑うとふにゃぁとなる目。
?「こいつ、いつもうるさくてほんとごめんな?なんかあったら言って?しばくから笑」
さくら「あっ……うん。だ、大丈夫……」
そう言うと、そ?といってまた彼は姿勢を正した。
それと同時にまた前を向いた私は、絶対真っ赤になっているほっぺを両手で包む。
(はぁ!!やばいやばい!話しちゃった話しちゃった!!)
さっき話した彼のことがずーーーっと頭から離れない。
私の好きな人はみんなの王子様でもない、
金髪の不良っぽい「菊池風磨くん。」
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Smile?(プロフ) - 面白いです!! (2021年7月19日 21時) (レス) id: c3b3e1b686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薔桜 | 作成日時:2021年7月18日 14時