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従兄弟 ページ7

Aside
『ありがとう椿ちゃん。今日は少し疲れたからお迎え嬉しいわ』

椿「迎えに行かないと俺が殺されますから」

車のミラー越しに苦笑いを浮かべている椿ちゃん。

『………あのね』

椿「どうしました?何処かよりますかい?」

『…………甘い物が食べたいな』

椿「え、“甘い物”ですかい?」

椿ちゃんは驚いた顔で後ろに座っている私の方を振り返った。

『えぇ、甘い物』

椿「…………了解です」

椿ちゃんは渋々了解してくれた。







『甘すぎるからやっぱり椿ちゃん食べていいよ』

椿「だから甘いもん食うのかって聞いたんですよ!」

『だって椿ちゃんがこんなに買ってくるとは誰も思わないじゃん』

椿「うぅ……」

プリンとか言うのを1口食べたけれど甘くて食べられたものじゃない。

椿「ならあの餓鬼共にくれてやればいいんじゃないんですか?」

椿ちゃんの言うあの餓鬼共とは私の従兄弟。

今日から2〜3週間泊まりに来るらしい。

『めんどくさい……』

椿「そろそろ着きますよ。降りる準備お願いします」

『はぁい』

荷物をまとめて降りる準備をした。






??「A久しぶりー。元気にしてたか?」

??「兄貴Aが苦しそうだよ」

『ホントあんた達みたいな面倒な従兄弟持つんじゃなかった』

蘭「そう言うなよー。蘭ちゃんずっとAに会えなくて悲しかったんだぞ?竜胆もそうだろ?」

竜胆「………まぁ、俺も寂しかったけどさ」

灰谷兄弟、私の従兄弟。

『キモイわよ』

2人の横をサッと通り過ぎ私はある部屋の前で止まった。

『ただいま“姉さん”』

姉「あら、今日は帰りが遅かったわね。何かあったの?A」

『うん。いっぱいあったわ。お話聞いてよ姉さん』

姉「恋のお話?もしかして蘭ちゃんの事好きになったの?それとも竜胆君かしら?」

姉さんは恋愛話が大好きな優しい姉さんだ。

『姉さん男運ないものね』

姉「私はいいの!それよりもAのお話を聞かせて」

姉さんは楽しそうな声で沢山話しを聞いてくれた。

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作者名:エリス | 作成日時:2021年7月26日 22時

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