男子禁制 ページ3
NOside
此処は男子禁制の“女子の楽園”、“乙女学園”。
中等部、高等部、大学部の3つで構成される学校であり、世で言う所のお嬢様学校である。
??「会長どうでした?検査結果」
『身長は高すぎだし体重は軽すぎですって。失礼よ!ねぇ、白華』
生徒会副会長の奏 白華。
白華「…………体重いくつだったんですか?」
『ん?体重?38』
生徒会室に無言が蔓延った。
白華「緊急会議!」
『まぁた始まった』
Aはそう言うと部活動申請の書類に目を通しだした。
『何処の部活も予算が多すぎるってよ』
??「いいじゃぁん。せっかく多いんだから好きなもん買えばよォ」
会計の狂羽 鏡花。
??「無駄使いに程がありますわ、狂羽さん」
広報の白桃 天音。
??「カイチョーが此処の奴らに予算はこれで十分だって言えばいーのに」
書記の花咲 百合卦。
??「会長が居るから良いものの、貴女方とのお話し合いは本当にめんどくさい」
学芸の冬城 姫香。
『そうは言ってもなかなか聞いてくれないのよ?この前もようやく了承してもらったのに』
奏「それは大学部が少し荒れてたからで別にそこまで問題はなかったですよ」
奏はそう言うとAに紅茶のカップを渡した。
『……………何か来るわ』
遠くから聞こえるバイクの音。
生徒会の面々はニヤリと笑ってAの方を見た。
『さぁ、お客様よ。手厚くもてなして差し上げなさい』
生徒会「「「「「了解」」」」」
それぞれが一斉に生徒会室を出ていった。
『………東京卍會にお土産を持って伺わないとね』
窓のガラス越しにAのニヤッとした顔が見えた。
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作者名:エリス | 作成日時:2021年7月26日 22時