1 ページ1
「 ねーねー 、 あの子 すごくない ? 」
「 どの子が。 」
「 だから、 今話題の 大谷翔平 くん! 」
私達は、昼ごはんを食べながら、そう話している。彼女は私の友人のもも。私より何倍も可愛くて、私より何倍も性格も良くて、昔からずっとモテモテで。私にとってはすごく羨ましい存在だった。かと言う私は、ももからよく無口、鈍感言われる。私は無口じゃないし、鈍感じゃない。
「 話題なの? 」
と聞くと、ももは食べていたパンが落ちてしまうほどに、びっくりしていた。
「 あんた知らないの?!やば、 」
そんな感じで、口をあんぐりと開けてしまったももが凄く可愛く思える。
「 うん。 知らない 」
と言って、私はおにぎりを一口食べる。ももはそっか…と小声で言うと、またパンを食べ始めた。ももは、その子に告白してもすぐにOKで、きっとラブラブになってしまうんでしょ、と私は勝手に思っていた。私はおにぎりを1個と、蒸しパンを1個食べる。ご馳走様、と手を合わせ、ゴミを捨てに行こうとする。
「 Aー!!!私より先に食べるなんて卑怯者!!! 」
と、後ろで怒鳴る声が聞こえるが、それは無視してゴミを捨てる。ももは急いで食べ、私の元にやってきた。近くで見るとやっぱももってかわいい。私より何倍も、何倍も。きっと他の人はこう見てるんだろうな、あの2人って友達なの?って。私はももと仲良いとおもってるし、別にあなたたちの意見なんて聞いてないんだけど、って感じだし。
next
158人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無名(プロフ) - おり、ふ、らを外して下さい。 (2023年3月30日 23時) (レス) id: 750269b531 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2023年3月28日 8時