青春シャバDABA

青春の９ページ ページ10

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だーっる。だからハゲの話なげえんだって。新入生達も飽き飽きしてるやんけ。可哀想に。来賓も話長かったけど、あのハゲに勝てる奴はいねえ。

安元「次、生徒代表挨拶だから。準備しとけしんのす。」

立花「はい。」

こっちを向いてニヤッとする慎。はいはい、どうせ昨日のジャンケンで一発一人負けしましたよ。挨拶すりゃいいんでしょ、すれば！


安元「生徒代表挨拶。」

「はい。」

わざとデカめの声で返事をして席を立つ。どの先生も慎が立つもんだと思ってたから目ん玉ひん剥いててクッソ笑える。

壇上に立つと新入生達からの視線を感じる。まあそこそこ厳しいと有名の学校に来て金髪の女が生徒代表として前に出て来ればビックリするわな。

「歓迎の言葉。新入生の皆様、この度はご入学おめでとうございます。今日この佳き日に皆様が…なんて長ったらしい挨拶、もううんざりでしょ？でもね、ちょっと先輩面してこれだけ言わせてもらいます。いい？人生は長いけど青春は短いの。規則や勉強も大事だけどそればっかりに囚われないで、あなた達が其々思い思いの素敵な青春をこの学校で過ごせるよう祈って、歓迎の言葉とさせてもらうわ。ちなみに、私のことを呼ぶ時はA先輩♡でよろしくね！以上。」

ピシッと45度のお辞儀をすると潤が「いいぞー！」って叫びながら拍手をしてくれた。すると自然に講堂内拍手喝采っていう少しビックリする事態に。ボブチャンチンをチラ見すると何だかんだ拍手してくれてるし、これで良かったのかな？(笑)





安元「お〜ま〜え〜ら〜！！」

まあ、そうなるのも当たり前だよね。でも私、反省しないし後悔なんてもっとする気ないから！

安元「と、言いたいところだけどなかなか良かったぞ。長ったらしい文章をタラタラ言うだけが全てじゃねーから。逆にインパクトのある最高の歓迎の言葉だったんじゃねえ？」

「ボブチャンチン…！」

安元「今年の入学生は幸せ者だったな。そんじゃ、解散でいいぞ。また明日な！お疲れ。」

「私、今ならボブチャンチンに抱かれてもいい…！」

小野「な、ななな！何言ってんの！？」

「格好良すぎない？今のはずるいよね？」

福山「いい男感ハンパねえ…！」

「でもみんなもありがとう。拍手してくれて嬉しかった。最後のA先輩♡の件、絶対滑ったと思った。」

立花「うん、あれは余計だったよね。」

菅沼「潤がいいぞー！って言わなかったら滑ってたよ。」

「…やっぱさっきのありがとう取り消す。」

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