青春シャバDABA

青春の８ページ ページ9

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寝ぼけ眼をこすりながら8人で学校へ向かう。マーティンともっとイチャイチしてたかったのに潤にまた引っぺがされた。

「だから生徒会なんてなりたくなかったのに。普通の在校生は休みなんだよ？！」

近藤「いい加減諦めて落ち着いて。」

ひどくない？勝手に生徒会選挙の時に私の名前書いた紙を提出しといてそのセリフって何なの？はあ…。




安元「おう、おはよう。ちゃんと来たな！しんのすでかした。」

立花「おはようございます。」

やってらんねー！まじで。起こしてくれたの潤だし、何なら慎なんて亭主関白並みになんもしてないからね？

安元「本当にお前はその頭で来たんだな。」

「文句あります？むしろ来ただけでも褒めて欲しいくらいなのに。」

安元「聡、なんでこいつ今日こんなに機嫌悪いの？」

日野「理由はまあ…寝起きだから？」

安元「とりあえず、菅ぽんとまじーとDと近藤！お前ら玄関で案内係な。」

そう言われた4人は荷物を置くとまた階段を降りて玄関口へと向かっていった。お出迎えなんて私達去年されたっけ…？とか思ったけど、遅刻してもう誰もいなかったから余計迷子になったんだった。

安元「お前らは…特にすることねえんだよな。」

福山「なんだよそれ！」

安元「8時半までにこの教室に居るように。後は自由行動。じゃあまた後で。」

日野「俺らなんで早く来たの？」

立花「解せぬ。」

立ち尽くしてる3人は放置してカバンを持ったまま非常階段を上って屋上へ向かう。後ろに気配があるからたぶんついてきたんだろうな。


屋上扉の鍵を開けて外へ踏み出すと、正面から吹いてきた風に髪を持って行かれる。せっかくセットしたんだからやめて欲しいんだけど。

日野「屋上来たの久しぶりー！」

立花「なんでAが鍵持ってんの？」

福山「先輩から譲り受けたんだよ。」

校庭を見に際まで行くと7時半過ぎだってのにチラホラ入学生とその保護者が歩いてたり、写真を撮ったりしている。そんな中で律儀にお辞儀をして案内をしてるまじーと近ちゃん。なんか気持ち悪い大輔とオロオロしてる久義。

「ふふふ(笑)」

立花「何笑ってんの？」

「久義が面白い。」

私の横から顔を覗かせる慎も久義の様子を見ていつもの喉と鼻の奥から出すような高い声で笑い始める。

福山「おーい、Aも吸うか？」

「それ私宛ての置き土産なのにー！」

煙草に火をつけてもう一度際まで行って4人の様子をムービーで撮っておいた。あとで見せて笑ってやろ。

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