青春の３８ページ ページ39
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潤の「出来たぞ。」という声と共にようやく自由になった両手を天井に透かしながら見ると、ホワイトのベースにベージュとゴールドがアクセントとして乗せられている。
「可愛い…。」
福山「ストーンとか乗せたらもっと華やかになりそうだな。逆に黒で締めたらもっと大人っぽくなる。」
「潤、ネイリストになれば？」
福山「お前の爪専属なんで。」
…と、吐き気がするようなさっぶいセリフを言い放つと私のティーカップに手を伸ばし冷たくなった紅茶を飲み干した。
立花「もう冷めてるからお湯沸かし直せば？」
新聞を読み終えたのであろう慎が、私が買ってあげた檸檬を読みながら視線だけこちらに向けそう言うとちょうど4限終了のチャイムが鳴った。
近藤「やっと昼だ！」
菅沼「お腹すいたー。」
みんなそそくさと鞄からパンや弁当を引っ張り出し始める。そんなにお腹がすいているならなぜ早弁をせず律儀にチャイムを待っていたのかという個人的疑問はこの際、置いておこう。
間島「A食べないの？」
「爪が完全に乾いてないから食べられないの。」
そう言って爪にふーっと息を吹きかけて見せると聡がしれっと驚愕の一言を発した。
日野「じゃあ食べさせてあげようか？」
「...What the fxxk?!」
小野「ほらー、変なこと言うからAが訳わからない英語言い出したじゃん！」
日野「なんで？だって手使えないんでしょ？弁当は鞄の中？」
私の鞄をゴソゴソ漁って、弁当を取り出すと蓋を開けて食べさせる準備を整えていく聡。
「l'm in deep shit!! Help me dude!!」
この天然聡を止められるのは慎しかいない！と即座に判断した私は助けを求める。
立花「No, tough shit.」
「No waaaaaay!!」
菅沼「なんて言ったの？」
近藤「俺に聞かないでよ、ね？まじー。」
間島「Aが助けを求めてるのは分かったけど…？」
福山「慎のやつ、自業自得だって突っぱねやがったぞ(笑)」
小野「まじーは未だしも、なんで潤が何言ってるか分かったの？」
福山「英文法はチンプンカンプンだけどスラングは得意なもんでして！」
お前ら…外野だからって楽しんでんじゃねえ！聡、すっかり本気になっちゃってるじゃんかああああ！！
日野「ほら、Aあーん。」
「えっと…。」
こいつ躊躇ねえ！なんでこんなナチュラルにあーんとかできちゃうの？意味がわからない！
福山「してもらえよ。あーん(笑)」
「うるさ、んぐっ？！」
日野「うるさいから塞いじゃった。」
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霜月藍(CV日野聡)(プロフ) - ぽんさん» あ、マスター主人公だったのか（←ノるなよ）。でもぽんさんの想い、ちゃんと伝わってますよ。私も同じ想いです。こんなおじいちゃん、いや、親戚の叔父ちゃんとかでもいいから近くに欲しい。 (2018年3月9日 22時) (
レス) id: f1de22f120 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 霜月藍(CV日野聡)さん» もしかしたらマスターに一番夢を込めてるかもしれない…こんなステキな大人がいたらいいのに、という私の妄想が溢れたマスターのお話です(違う) (2018年3月5日 15時) (レス) id: 5a878bcdf8 (このIDを非表示/違反報告)
霜月藍(CV日野聡)(プロフ) - どうしよう....マスターが好きすぎる (2018年2月2日 11時) (レス) id: e604f57806 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - アキラさん» コメントありがとうございました。これからもゆるーい空気感でやっていきます！また遊びにいらしてください♪( ´θ｀) (2018年1月9日 18時) (レス) id: 1dc41fe2db (このIDを非表示/違反報告)
アキラ - こんばんわ。読んでいてとても楽しいです！！これからも更新頑張ってください！応援してます。 (2017年12月28日 1時) (レス) id: 52d4259820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん
| 作成日時：2016年10月31日 7時
