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青春の35ページ ページ36

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潤は謝ってくれたけど、顔面の痛さは謝罪ではどうにもならない。

安元「おう、おはようって…お前その顔どうした。」

「放っておいて下さい。」

いちいち答えるのも面倒なのであまり上を向かないよう、ぶっきらぼうに答えてさっさと教室に入る。

安元「聡、あいつに何があったの?」

日野「誰のせいかと言われると潤のせいなんですけど…元凶は日頃の行いです。」

教卓のところでそんなやりとりしないでよ…クラスに筒抜けじゃないの。精神的にも痛くなってきた。

「チャンチン。早くSHR始めて。」

安元「あ、あのAが…!まともなことを!!近々終末が!」

菅沼「今日金曜だから!週末だよね。」

"シュウマツ"違いだよ馬鹿。っていうかボブチャンチン私をなんだと思ってんの。もういいや、保健室行って寝よ。

「きりーつ、きょーつけ、れい、ちゃくせーき。じゃ、私は保健室行って来まーす。」

私の号令には誰もノってくれなかったから1人で挨拶だけして、さっさと教室を後にする。

後ろから「一瞬でもあいつを信じた俺がバカだった。」って声が聞こえたけど、勝手に私のこと信じといて裏切られたみたいな言い方やめてよね。



「失礼しまーす。」って入った保健室には誰もいない。別にいてもいなくてもいいんだけど。

ベッドにゴロンと横になると顔面の痛さより眠気の圧倒的勝利で、私はすぐ眠りにつく。





顔に何か冷たいものが添えられた驚きで目を開けると目の前に珍しく慎がいた。

「ん…慎?」

立花「そう。まだ顔痛いの?」

「だいぶ引いたかな。もう昼?」

慎が来たということは少なくとも休み時間。そんなに爆睡してたのかな。睡眠不足恐ろしや。

立花「今は3限目。」

「え、授業中?!」

立花「安元先生が様子見てこいって言うから。保健委員の子今日休みだし。」

「私は大丈夫だから、教室戻っていいよ。ありがとね。」

そう言って冷却枕を抱きしめ、慎に背中を向けるように寝返りをうつ。

すると少し空いたベッドのスペースに「俺も休憩。」と入り込んで来る慎。

「授業戻らなくていいの。」

立花「たまには。」

後ろから私の体に腕を回して腰ごと引き寄せられる。慎がサボるなんていつぶりだろう。

「何かあった?」

体を慎の方に向き直すと、私の首元に顔があって慎の呼吸が当たる。

立花「頭。」

「出た甘えた。」

腹が立つくらい艶々な髪の毛を撫でてやると満足したらしく静かに寝息を立て始める慎を横目に私も再び目を閉じた。



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霜月藍(CV日野聡)(プロフ) - ぽんさん» あ、マスター主人公だったのか(←ノるなよ)。でもぽんさんの想い、ちゃんと伝わってますよ。私も同じ想いです。こんなおじいちゃん、いや、親戚の叔父ちゃんとかでもいいから近くに欲しい。 (2018年3月9日 22時) (レス) id: f1de22f120 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 霜月藍(CV日野聡)さん» もしかしたらマスターに一番夢を込めてるかもしれない…こんなステキな大人がいたらいいのに、という私の妄想が溢れたマスターのお話です(違う) (2018年3月5日 15時) (レス) id: 5a878bcdf8 (このIDを非表示/違反報告)
霜月藍(CV日野聡)(プロフ) - どうしよう....マスターが好きすぎる (2018年2月2日 11時) (レス) id: e604f57806 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - アキラさん» コメントありがとうございました。これからもゆるーい空気感でやっていきます!また遊びにいらしてください♪( ´θ`) (2018年1月9日 18時) (レス) id: 1dc41fe2db (このIDを非表示/違反報告)
アキラ - こんばんわ。読んでいてとても楽しいです!!これからも更新頑張ってください!応援してます。 (2017年12月28日 1時) (レス) id: 52d4259820 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽん | 作成日時:2016年10月31日 7時

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