青春シャバDABA

青春の２５ページ ページ26

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2限開始のチャイムを聞いた後、久義と手を繋いでスキップしながら教室に戻っていると、ボブチャンチンと荷物を持たされた奴らがちょうど教室に向かっている最中で…清々しいくらいに怒られました！特に久義が！可哀想。

「サボってたのは認めるけど…正直、久義はいても戦力外だよね。荷物持ち。」

菅沼「俺体弱いからね。」

安元「サボんな。反省しろ。」

「それは無理。っていうか久義がサボるのそんな珍しくないじゃん！怒りすぎだよ。」

小野「そういう問題じゃない！」

立花「手繋いで廊下スキップって脳内お花畑か、お前ら。」

菅沼「んー、割と正解！」

福山「バカだこいつ。」

「お前がいうな。」

間島「Aもね、って言いたいところだけど…」

近藤「勉強はできるからねえ。」

日野「とりあえず座ろう、すみません先生。授業始めましょう。」

安元「もう聡！大好き！」

猫っかぶりの聡に向かって思いっきり変顔してから自分の席に着く。案の定、聡のツボに入ったらしくてチャンチンに「笑い茸でも食ったか？」と言われていた。ふん、ザマァ！と思っていると、珍しく聡からメッセージがきた。

聡慎ちゃんのプレゼント?

A笑い止まったんだwwそうだよ、生徒会室でね。

聡もう本当やめてあの顔。それより今日の昼休み慎ちゃんと俺、部活予算会議に出ないといけないから部屋行けない。その間にでもやっておけば。

A控え目に言って、最&高なタイミング。ダンケ。

ラッキー！近ちゃんとまじーの2人いけるかな…。大輔と潤はサボらせればいいからいつでもいいんだけど、この真面目な2人は誘いにくいもんね。

携帯を机に置いて、顔を上げるとチャンチンと目が合ってしまい…

安元「A、お前たまには授業に参加しろ。ってことでこの問題前に出て解け。」

「…ウッス。」

潤が私を見てケラケラ笑ってくるから、前に出るついでに教科書で思いっきり頭をぶん殴ってやった。

福山「いってぇ！」

安元「おーい…これ以上あいつがバカになったら困るからやめろ。」

「入射角45°で叩けば直るって潤のママが言ってた。」

福山「それは機械の話だろ…！」

安元「今時の機械とバカは叩いても直らねえって母ちゃんに教えてやれ。いいからAは問題を解…、いたのね。」

「あってるでしょ？この単元好きなの！」

安元「残念なことに」

「えっ。」

安元「あってる。」

「なんだよ！！」



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