27 ある強い女 ページ27
「A」
「…」
「朝やぞー、A！」
頭にぽふ、という感覚。
「なんや、お前にしては寝付きええな」
「あ…おはようございます」
「はよ」
変わりない、先輩。
もしかして昨日の夢だったかも。
「朝飯つくった！」
「お…すごい…！」
「へへーん」
多分勝手に冷蔵庫漁られた。
まあいいか。
「ありがとうございます、黄瀬先輩」
「ちゃう…」
「シャオロン、先輩」
んー、先輩いらんけどまあ許すわ、って。
ほんとに、隣にいる。夢みたいだ。
「遅刻すんで」
「あ…！」
「はーよ、はーよ」
足踏みをしながら私を待つ先輩？シャオロン？が愛おしい。
「ほい。行くで」
「はい！」
「ん、」
わざとらしいリップ音。
「えっ…！」
「いってきますのちゅーやで、お前知らんやろ」
2人とも同じ場所に行くんだから、いらないでしょ！って反抗したけど、照れ隠しに過ぎない。
家を出て、車に乗ろうとした、その時。
「よ」
「っ！おっま、なんで」
「ラブラブだなー羨ましい限りですよ」
「帰れや…」
昨日の、人だ。
「はいはい、まずはお前からやで」
「ちょ…！」
その人は先輩に向けて銃を構えようとした。もう待つ気はないようだ。
考える暇は与えてくれない。
引き金が、引かれる。
私が今走っても届かないし。
「うおっ」
拳銃と先輩を結ぶ線を絶つ。
銃声が変に響くな。
「！？待っ…！」
街の騒音も遠く、先輩の声だけが聞こえた。
右胸に衝撃を感じて、吹き飛ばされる。
先輩の方に倒れてしまった。最期まで要領悪いな。
私を呼ぶ声すらもう遠い。
先輩の温度の中で、意識を手放した。
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さかなしょこじゅん - ちら(みかもん)さん» はじめましてー！！！なんちゅう！！嬉しいです、嬉しいです、ありがとうございます！！！恐縮です、拙者これからもがんばります！！！！ (12月5日 15時) (
レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
ちら(みかもん)(プロフ) - はじめまして！衝動で一気読みしちゃいましためちゃんこ好きです､､､！！！性癖詰め込まれすぎて鼻血出てぶっ倒れるところでした､､､()めちゃファンになりました、さかなしょこじゅんさんの作品読んできます！ (12月4日 4時) (レス) id: b06dce0be8 (このIDを非表示/違反報告)
さかなしょこじゅん - みーのさん» 何方かと思えばみーの氏じゃあないですか！！！ありがとうございます！！！ワァァ、あちらにもコメントくださいましたよね、確か。めちゃくちゃ嬉しいです…泣きそう、泣く (10月18日 13時) (レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
みーの - うわああめっちゃ好きです…この前『地縛霊と社畜A』も読ませていただいたんですけどほんとに、さかなしょこじゅんさんの作品めっちゃ大好きです！！ (10月17日 0時) (レス) @page30 id: c910479154 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかなしょこじゅん | 作成日時：2023年9月21日 21時
