20 朝食 ページ20
「おいで、瀬川」
「いいです…」
やっぱりちょっと寒くなってきたのでうずくまる。
夏の終わりかけ。
「うわ！」
「もー眠いねーん…」
布団の中に引っ張られて、あったかい布団の中で抱き締められた。胸がどきどき、している。
ぎゅう、と抱き締められて、頭を撫でられている。
朝起きたら絞め殺されてお陀仏、とか勘弁して欲しい。
先輩はあったかくて、安心した。
もちろん目バキバキでほぼ寝れなかったけど。
「先輩…朝です…」
「…」
「あさです…」
「…」
中々起きない先輩をゆする。
結局まだ、生かされている。
「…はよ」
「おはようございます、私先、行きますね」
「あ、待って…」
車乗せろ、と着替え始めた。
急いで後ろを向いたけど、朝ごはん、いいのかな。
私はいつもコンビニで買い食いするけど。
「腹減った…」
「ですよね」
「ちょい失礼」
肩を掴まれたと思ったら、昨日と同じ位置に噛み付かれた。
「ちょっとぉ！！」
「ん。わり」
「いたい…」
ついで程度に血を吸われて納得いかない。
「行こや」
「…」
車の鍵をとって家を出た。
とんでもない日常だ。
「着きましたよ…起きてください」
「ん…あ、すまん」
一緒に出勤したところなんか見られたら、先輩の前にファンクラブの皆様に殺される。
先輩を置いて走った。
「せーがわちゃん！昨日ほんとごめーん…」
「ああ、大丈夫だよ」
「見たかったなあ、浴衣姿」
「俺が代わりに見たったから安心せーや」
飛び出してきた、黄瀬先輩。
「え？…いいなあ！」
「そのあと2人きりで飲みいってお持ち帰りされましたぁー」
「えっ！？」
「えっ…」
悪意ある。完全に。
「ちが、違いますよ、勝手に着いてきたんでしょ…」
「えっ、ほんとに家行ったんすか！？」
「あああ…！！」
もうやだ。
大人しくしとけばよかった。
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さかなしょこじゅん - ちら(みかもん)さん» はじめましてー！！！なんちゅう！！嬉しいです、嬉しいです、ありがとうございます！！！恐縮です、拙者これからもがんばります！！！！ (12月5日 15時) (
レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
ちら(みかもん)(プロフ) - はじめまして！衝動で一気読みしちゃいましためちゃんこ好きです､､､！！！性癖詰め込まれすぎて鼻血出てぶっ倒れるところでした､､､()めちゃファンになりました、さかなしょこじゅんさんの作品読んできます！ (12月4日 4時) (レス) id: b06dce0be8 (このIDを非表示/違反報告)
さかなしょこじゅん - みーのさん» 何方かと思えばみーの氏じゃあないですか！！！ありがとうございます！！！ワァァ、あちらにもコメントくださいましたよね、確か。めちゃくちゃ嬉しいです…泣きそう、泣く (10月18日 13時) (レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
みーの - うわああめっちゃ好きです…この前『地縛霊と社畜A』も読ませていただいたんですけどほんとに、さかなしょこじゅんさんの作品めっちゃ大好きです！！ (10月17日 0時) (レス) @page30 id: c910479154 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかなしょこじゅん | 作成日時：2023年9月21日 21時
