19 深夜2時 ページ19
「いや…すまん」
「初めてだった…っす」
「…すまん」
少なくとも罪悪感は覚えているようで、こっちを見ないまま珍し謝っている。
すると突然振り返った。笑顔。
「今日のところは殺さへんから許して〜？」
「っくう…」
「な？許してくれへんのかな〜？」
「ひ、人の心無いんですか！無いか！」
にやにや笑い。心臓に悪いな。
「あ、もう1時半やんけ」
「え、うそ」
「風呂借りるわ」
「うそぉ…」
泊まるの？信じられない。
止めに行きたいけど、血を吸われてしまったせいか体に力が入らなくて。
「何考えてんですか…」
先輩の居なくなったリビングで呟いた。
「あがったぁ」
「あ…おかえりなさ、服！！」
「ない」
下着はそのまま着ていたけど、パジャマはなかったみたいで。
「あるんで…今出します、起こして貰えますか」
「ん。なんであるん？」
「いとこがよく来るんです…」
「ほぉー、男が」
私が唯一、家に上げていた男の人。チーノ兄ちゃん。
「なん、一緒に寝たりするん？」
「しませんよ！…今は流石に…」
「あ？今は〜？」
今は。幼い頃はまあ、あった。
お互いそんな感情はないし。
「どうだっていいじゃないですか…」
「いや〜？意外やなぁ、と」
「もう寝てください、仕事に差支える…」
「なんかいつもとちゃうなお前」
違うって。そりゃあそう。
これが私なりの深夜テンションだ。
「お前は寝ないん」
「もう寝ないでいいです、今日は」
「寝ろや…ふぁー…」
適当に布団を敷いて、自室に戻ろうとすると袖を引かれた。
「寝ようやぁ…」
「え…あ、はい」
可愛さに押されてYESと言ってしまった。
致し方ないと思う。
布団を被った先輩の横に寝転がる。
フローリングが冷たい。
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さかなしょこじゅん - ちら(みかもん)さん» はじめましてー！！！なんちゅう！！嬉しいです、嬉しいです、ありがとうございます！！！恐縮です、拙者これからもがんばります！！！！ (12月5日 15時) (
レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
ちら(みかもん)(プロフ) - はじめまして！衝動で一気読みしちゃいましためちゃんこ好きです､､､！！！性癖詰め込まれすぎて鼻血出てぶっ倒れるところでした､､､()めちゃファンになりました、さかなしょこじゅんさんの作品読んできます！ (12月4日 4時) (レス) id: b06dce0be8 (このIDを非表示/違反報告)
さかなしょこじゅん - みーのさん» 何方かと思えばみーの氏じゃあないですか！！！ありがとうございます！！！ワァァ、あちらにもコメントくださいましたよね、確か。めちゃくちゃ嬉しいです…泣きそう、泣く (10月18日 13時) (レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
みーの - うわああめっちゃ好きです…この前『地縛霊と社畜A』も読ませていただいたんですけどほんとに、さかなしょこじゅんさんの作品めっちゃ大好きです！！ (10月17日 0時) (レス) @page30 id: c910479154 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかなしょこじゅん | 作成日時：2023年9月21日 21時
