飯田天哉〈視力検査4〉 ページ39
『ご、ごめんなさい……』
まさか、追いかけて来るとは。
あー、でもさっき何か言いかけてたような気も………。
うん、ごめん私が全部悪い。
もう逃げないから許して。
「いや！！その、…やはり、きちんと謝るべきだと思って！」
真面目か！！！
さっき謝ってくれたのに。
でも、そういう真っ直ぐなところ、好きなんだよなぁ……。
というか透ちゃん何でにやけてるの！！
『ね、でも本当に私気にしてないから！』
飯田に見惚れて近づくのを止めなかった私も悪いから………
そう、思った瞬間。
「今朝！！君にキスしそうになって本っ当にすまなかった！！！」
『………はい？』
飯田は、私の予想の斜め上を行く男だった。
透ちゃんが声を出さずに笑っている。
え？ちょ、やめて、
………アレッ？待って飯田今何て？？？
『………キス？』
「ああ。恋人でも無いのに、しようとしてしまって申し訳ない………」
『いや、未遂だし………というか、え？なに、飯田私の事好きだったの？』
「…………好きだ」
顔が急に熱を帯びる。
もう、とりあえず飯田の斜め上言動は置いといて。
『わ、私も好きだよ！！！』
「！！！」
つい叫んでしまった。
ちらり、と飯田の方を見ると、………とっても、嬉しそうな顔をしていて。
「…俺と、付き合ってください」
『………うん』
嬉しかったし、ビックリしたけど。
……とりあえず、随分と妙な告白をしてしまったなぁ………と思った。
「…えっ、もしかして悩みってコレ？解決しちゃったねぇ！おめでとう名前ちゃん！！」
『えっ、うぇ、うん……ありがとう』
「飯田も！！名前ちゃん泣かせたらダメだからね！！」
「分かっているさ！！大切にする」
飯田が私の頭をひと撫でする。
それが、どうしようもなく嬉しくて。
「飯田！もういつでも名前ちゃんとキス出来るねー！」
「なっ、葉隠くん！！？」
『透ちゃん！！！』
「あっはは、ごめんごめん！」
しかし、次の時間が始まる時には、A組の全員が付き合った事を知っていたのは、
絶対透ちゃんの所為だと思った。
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奈楽(プロフ) - 世奈さん» ありがとうありがとう！！！わーーーい泣ける。 (2017年12月14日 22時) (
レス) id: d55d8b4d4d (このIDを非表示/違反報告)
世奈 - 順位おめでとう！ (2017年12月14日 22時) (レス) id: d2c996bed1 (このIDを非表示/違反報告)
奈楽(プロフ) - 秋ノ宮紅音さん» 全然見ていませんでした…………。ありがとうございます！！とても助かりました！ (2017年12月1日 21時) (レス) id: d55d8b4d4d (このIDを非表示/違反報告)
秋ノ宮紅音(プロフ) - 二次創作なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年12月1日 20時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈楽 | 作成日時：2017年11月25日 15時
