飯田天哉〈視力検査3〉 ページ38
『……はぁ………』
結局、もう昼休みだ。
あれから、飯田とはなーんも話してない。
そう、あれは事故だ事故！！！
………でも、結構、嬉しかったなぁ。
そんな事を考えながら、食堂へ向かって歩いていた。
いつも一緒に食べてる透ちゃんが席取っといてくれてるらしい。
透ちゃんありがとう！！！
すると、後ろからぽん、と肩を叩かれた。
「……苗字くん」
……肩を叩いたのは、飯田だった。
『え、えと………』
私は言葉に詰まってしまう。
しかし、飯田はピシッ！と姿勢を正して、
「今朝は、本当に悪かった！！」
『んん！？？』
物凄い勢いで頭を下げた。
シャッ！て空気を切る音がしたよ大丈夫！？
しかも超目立ってるよ気付いて！！？
『い、いいから！大丈夫だから！ね！？顔上げて飯田！』
私も焦る。そりゃ焦るよ！！！
すっごい頼み込んで、やっとこさで頭を上げた飯田の顔は、
……真っ赤で。
釣られて、私の顔も赤くなる。
「いや、その、俺は………………って、苗字くん！？」
私はそのなんとも言えない空気に耐えきれなくて、
その場から走って逃げ出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうも、やらかしちゃいました。
逃げちゃいました。
透ちゃんが取ってくれたあったかい窓側の席で、ランチラッシュの美味しいご飯を食べるも、味がわからない。
「名前ちゃん？どうしかしたのー？」
『あー、ちょっとね………』
「そうなの！？相談乗るよ！」
ああ、君は本当に優しいね透ちゃん。
顔透けてて表情分かんないけど。
『……実は、』
私が、そう言いかけた時だった。
「苗字くん！！！」
『いっ、飯田！！？』
「や、やっと見つけた……急に逃げないでくれ！！」
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奈楽(プロフ) - 世奈さん» ありがとうありがとう！！！わーーーい泣ける。 (2017年12月14日 22時) (
レス) id: d55d8b4d4d (このIDを非表示/違反報告)
世奈 - 順位おめでとう！ (2017年12月14日 22時) (レス) id: d2c996bed1 (このIDを非表示/違反報告)
奈楽(プロフ) - 秋ノ宮紅音さん» 全然見ていませんでした…………。ありがとうございます！！とても助かりました！ (2017年12月1日 21時) (レス) id: d55d8b4d4d (このIDを非表示/違反報告)
秋ノ宮紅音(プロフ) - 二次創作なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年12月1日 20時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈楽 | 作成日時：2017年11月25日 15時
